「写真」と「画像」 | hozys blog

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私hozys(管理人)の独り言のようなことを綴っています。
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朝日新聞の「GLOBE」に写真の特集記事が掲載されていました。
『高度な技術と高額な機材が求められる"非日常的"な行為だった「写真」』が、
デジタル化の波によって一般の人々の"日常的"なものになってしまい、
そのプロとアマの違いが混沌としてきていて、「写真」はこの先どこへ行くのか...?
といったような問題提起がされていました。
また、『真実を写すと書く「写真」』の意味が変化してきていて、
現在は、手ブレをはじめ、白飛びや黒つぶれなどのない、
ユーザーが好む「写真」に仕上げることがカメラにおいて重視されている...
そして、「写真」は今や「画像」となった。
といった内容も興味深いものでした。

私事で恐縮ですが、僕は、この記事の中にも出てくる「C」社に
10年前まで7年間勤務していましたので、まさにデジカメが普及していく様を
リアルに見てきた感じで、実際、自分自身もデジカメの企画開発に携わる機会が
あってから以降は、フィルムカメラを一切触っていないということに
改めて気付きました。
自分自身にとっても、「写真」は、デジカメとパソコンなしでは考えられない状況で、
まさに「写真」というよりも「画像」と言った方がしっくりくる気もします。
デジタルの是非はさておき、デジカメは確実に「写真」を人の生活の身近なものに
してくれたことに違いはないと思います。

$hozys blog-ブライアント・オースチン
↑「ミンククジラポートレート1294」ブライアント・オースチン

このクジラの目はインパクトのある写真ですね。
まるで最近の車のヘッドライトのようでもありますが、
見たままの大きさにこだわり、
自然光が届く水深2メートルまでしか潜らないというブライアント・オースチン氏は、
「たくさんのコマから最良のトーンや色みを選ぶ」ためにデジタルカメラしか使わないそうです。
そういう意味では、こういう「写真」が撮れるのもある種デジタルの恩恵かも知れません。
しかしながら、ハッセルブラッドもしっかりデジタル化されてるんですね。
恥ずかしながら、今日までぜんぜん知りませんでした。