「脳」と「心」 | hozys blog

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$hozys blog-「脳」と「心」

先月書いた「考えない練習」で、すっかり「脳」と「心」について興味が湧き、
続けて、小池龍之介さんの「もう、怒らない」という本を読みました。
こちらの方が先の出版だったようで、
内容的には「考えない練習」とほぼ同じなのですが、
三大煩悩である「欲望」「怒り」「迷い」のなかのひとつであり、
自らの心から取り除くべき筆頭の煩悩だと言われる「怒り」にフォーカスをした内容になっています。
この本を読むと、自分も含め、現代の世の中には「怒り」の煩悩が溢れていることがよくわかります。
そしてそれらが悪循環となっていろんなことに作用していることも。
この本は、「怒り」の煩悩が、いかに自らを「幸せ」から遠ざけるものであるか、
また、そういった「煩悩」に捕らわれない自分であるための意識や実践方法について書かれています。

それから、もう1冊、
有田秀穂さんの「脳からストレスを消す技術」。
脳内の神経伝達物質「セロトニン」を中心に書かれていることもあるので、
タイトルだけでは、小池さんの著書とは全く別物のように思われますが、
書かれている内容は非常に近いものです。
まず、どちらも「心」とは「脳」が感じることであって、
人の「気持ち」や「感情」は「脳」によってコントロールされるものだと書かれています。
そして、お釈迦様の「慈悲の心」についてもどちらにも書かれていて、
アプローチは違っていても、人が人として幸せであるために...という点において
意外なくらいにポイントが共通しています。
『現実を「ありのまま」に見ること』
(「自分」と「他者」を取り除いて、事実だけを見ること)
といったことも同様ですね。

また、普段から当たり前のように語られていますが、
「人は一人では生きていけない」
といったことや、
「人のためにすることは自分のためであり、人を幸せにすることは、自分を幸せにすること」
「一番簡単に幸せになる方法は、誰かを幸せにしてあげること」
...こういったことが、改めて実感できる本でもあります。

『疲れたら、体を休めればいい。
 つらいときは泣いてしまえばいい。
 そして、休んだらまた自分の足で歩き出す。』

なんてことない言葉のようですが、
この本を読むとこの言葉の意味が深くなります。

立て続けに読んだ2冊ですが、まるで意図したかのように関連していて
非常に興味深く読めて面白かったです。
あとは、実践あるのみですが...