こんにちは。

動物肖像画家の松尾由子です。



個展のお知らせの前に…。

昨夜インスタに投稿したので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれせんが、昨日の朝5時23分に、ウルるんが息を引き取りました。



シャットダウンが始まる直前から、終わるまで、ずっとウルるんの両肩に手を添えて、軽くマッサージしながら話しかけていました。



シャットダウンが始まってから、そんなに時間をかけず、ひどく苦しむこともなく、穏やかな表情での最期でした。



私の顔を見つめたまま、息を引き取ったウルるんのお顔は、いつもと変わらず可愛らしかった。



ウルるんは、今、私のベッドにいます。

荼毘にふすのは7日(月)にする予定です。そう決めてから気づいたこと。

「あ、グレちゃま(ウルるんの双子の弟)の命日だ」



私はいつも、お別れしてから数日は一緒に過ごすんです。そのこと、ウルるんは知っていました。

そして私の仕事がちょっと落ち着いて、ウルるんのそばにいられるという絶妙なタイミングも分かっていたのかな。

ウルるんが選んだ旅立ちまでのスケジュールは、そんな感じでした。



そうそう、お別れしたあと、急いで荼毘にふさなくてもいいんですよ。

保冷剤で体を、クーラーで部屋をガンガンに冷やしながら、一緒の時間を過ごします。

だから、昨日から私の部屋は極寒です(笑)



他の子たちは、ウルるんのスケジュールを知っていたのか、ここ数日、私の部屋には私とウルるんだけ(時々通り過ぎる子がいるくらい)。

なので、安心して極寒ルームにしてます。




そろそろ個展の話に移りましょうか。

「個展やって」というウルるんからのお願い。



「テーマを一緒に考えてよ」って話していたんですが、答えを聞けないまま、ウルるんとお別れしたんですね。



で、実は昨日、ウルるんの絵を描きました。これは個展とは関係なく、ご依頼の肖像画を仕上げる前に、気持ちを整理したかったから。




昨日、ウルるんの体を綺麗にしたあと、イラストボードの切れ端に、ウルるんの左前足のスタンプを残したんです。

その更に切れ端?残ったボードに描いたので、手のひらサイズ。




生まれた日の夜、グッタリしているウルるんを手のひらに乗せて「ウルはウルトラのウルだよ。乗り越えよう‼️生きよう‼️」って、必死に話しかけたことを思い出しました。



このとき、個展のことは頭になし。




その後…今朝、他の子のお世話を終えて、コーヒーを飲みながら、ボーッと絵を眺めていたとき、言葉がポン‼️と浮かびました。



「ウルるん、幸せそうな表情だなぁ」なんて思っていたときに、いきなり。



それが「幸せの記憶 魂の記録」です。



それまで私が考えていたのは「私の宝物」とか「To my beloved(愛しいあなたへ)」とか😅



なんかちょっと違うんだよね…でも最適解が分からない。そんな感じだったところにポン‼️



「なるほどー‼️」です。

私がウルるんとの思い出を辿って、ウルるんに想いを馳せながら描いていたときに、考えていたことを言葉に直すと「幸せの記憶、魂の記録を刻み込もう」だよねと、スッキリ。



これにはもうひとつ意味があるんですが、長くなるので別の機会に。



ということで?

ここまで長々と綴っていましたが、今年の個展のテーマ(タイトル)は「幸せの記憶 魂の記録」に決めました。



今、一緒に暮らしていて感じている日々の幸せ、お別れした子を想ったときに蘇る幸せ。

そんな幸せの記憶を詰め込んだSpirit Portrait(魂の記録)を集めた個展です。



これから、お申し込みフォームを修正して、改めてモデルさん募集の告知をしますね。




今年の個展は

2021年9月17日(金)〜9月30日(木)


会場は例年通り

長崎市南山手にある南山手8番館(南山手美術館1階)です。

 



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