2016年3月26日午後
CT撮影検査のため、脳外科医の兄の勤務する病院へ![]()
まず兄による問診。
斜視が出た経緯や最近の発作の頻度、様子を細かく伝える。
そしてCT撮影。
CTは短時間で撮れる為、眠らせる必要もなく、動かないように2人がかりで押さえつけて。
一瞬で撮影終了。
別部屋へ。
目の前に映し出されたCT画像。
シロウト目にもはっきりと分かるたくさんの白い部分・・・
確実に「何か」がある。
兄によると、斜視に影響しそうな脳幹周辺に異常は見当たらないとのこと。
つまり、1番心配してきた、脳腫瘍による斜視ではない、との診断。
視神経に影響するような脳腫瘍の場合、一発余命宣告もある。
兄もそれを危惧していたらしく、ほっとした様子だった。
じゃあ、この白いとこは何・・・・?
白い部分の数等から、一般的な腫瘍みたいなものではないだろうとのこと。
調べてみてくれる、ということで、この日の診察は終了。
病院から家までは、車で30分ほど。
運転中に、兄から着信があった。
後部座席で娘はお昼寝中![]()
スーパーの駐車場に車を停めて電話に出る。
そして、たぶんこれだろうという、病名を聞かされる。
「結節性硬化症」
もちろん初めて聞く名前だった。
教えてくれたのは、難病指定の治ることのない病気ということ。
寿命は全うできる病気であること。
現れる症状は人それぞれなので、この先どんな症状が出るか分からないということ。
発達の遅れがでる可能性があること。 などなど。
白斑がでることもあると聞いて、ドキッとした。
たしかに。娘の腰の辺りに、大きな白斑があり、おなかや足にも小さいのがちらほら。
結節性硬化症である可能性が高いけど、100%そうか検討するということで電話を切った。
難病・・・?
いっちゃんが?
こんなに元気なのに?
私の頭には「?」がいっぱいで。
スーパーの駐車場に車を停めたまま、携帯で「結節性硬化症」について延々検索してた。
でもとりあえず、この日もこの先の色々出てくる症状と向き合うにも、とにかく「寿命を全うできる」ということを、いつも自分に言い聞かせる。
大丈夫。いっちゃんは「寿命を全うできる」。