昨年出た「iD JAPAN」のvol.2に灰野敬二さんのインタビューが載っている。

 

「確かに害虫はいるし、害が与えられる前に防ぐのはしょうがないとしても、虫を潰すことで、除外したり、駆除する感覚を子どもに抱かせるのはものすごい怖いことだと気づいてほしい。僕はニューヨークのトイレに落ちていたハエをトイレットペーパーで助けてあげたよ」

 

灰野さんがハエを助けたのとはレベルが違うかもしれないけど、僕も基本、ハエや蚊は殺さず、虫が近づいてきたら言葉で説得して向こうに行ってもらったり、吸いたいだけ血をすわせたりしてる。

蚊にとって血を吸うことは命の問題だけど、僕にとって血を吸われることは、いっときのかゆみにすぎないから。

かゆいからと言って、命を奪うというのは、やり過ぎなんではないか?

もちろん、あえて吸ってほしいとは思わない。

かゆいし。

でも、たまたま僕の血を吸いにきた蚊には一期一会だし、まあ、仕方ないか、血を吸ったら向こうに行ってくれ、という感じ。

 

https://i-d.vice.com/jp/article/keiji-haino-music-interview