十三の第七藝術劇場で、映画「311」を見てきた。
他人ごとではないな。
でも、今回強く思ったのは、
「遺族」というものの不思議な難しさだった。
昔から僕は、生き残ったものに対して、
どう思い、どう対処すればいいのか、ということについて
すごく考えこむことがあった。
単純に、悲しいとか、怒りとか、またある場合には
死んだものを守ったり、被害者であったりすることが
それでいいのか、と思えるのだ。
遺族への配慮、と言われると、
何もできなくなってしまうことについて、
本当にそうなのかな、と思ってしまうのだ。
うむ。このあたりは、僕の人間性の欠如なのかも
しれないな。
それも含めて、考えさせられた。