5月の連休中に、「鳴門オレンジ」の収穫に淡路島に行くのが、我が家の恒例行事になって30年近くになります。
                    収穫風景
   「鳴門オレンジ」とは淡路島特産の果物です。他の品種と交配されておらず、柑橘類では数少ない原生種の一つですが、酸っぱさや種の多さが敬遠されて、淡路島でも手がけている農家が減り、今では珍しい果実となっています。しかし、最近は地元の和菓子屋さんが鳴門オレンジに砂糖をまぶし、チョコレートでコーティングされたものが脚光を浴び、再び注目を集めています。
    我が家が収穫に行くのは、淡路一宮にある知人宅です。数年前まではご両親が健在で丁寧に手入れされておられたので、収穫だけさせていただくといういいとこ取りでした。
    しかし、ここ何年かはご両親のお世話や仕事の多忙化など状況が一変し、鳴門オレンジの世話まではなかなか手が回らず、悲惨な状況でした。
    知人はその樹木をなんとか再生したいという切なる思いから、ここ2、3年その道の師匠にアドバイスを受けながら頑張って来られました。私たちも微力ながらお手伝いはしたものの、ほとんどが知人の努力です。広大な敷地に植えられた樹々の世話は大変だったことと思いますが、手入れをして3年目、ようやく何本かの樹々が元気を取り戻し、今年は大きな実をたくさん実らせました。
          見事に実った鳴門オレンジ
     鳴門オレンジの樹々。最盛期には100本以上あったそうです。

   鳴門オレンジは近年希少価値の高い純国産果物として注目を集めています。海外のオレンジや品種改良の進んだ日本の柑橘類と比べると、酸味が強いのですが、その酸味とジューシーさこそが、鳴門オレンジの魅力です。

    鳴門オレンジの使い方を少し紹介します。
   1番のオススメは、絞った生ジュースです。この時期、酸味と甘みを兼ね備えたジュースは最高です。 2番目はゼリー。果皮を器に使うととてもおしゃれで、おもてなしにもぴったりです。  

    それから、マーマレード。これはほかの柑橘類の追随を許さないほどの美味しさです。マーマレードはお菓子の材料としても重宝します。
    果肉を8割、果皮を2割。贅沢なマーマレードです。

        マーマレードとソースの完成品

   さらに、ドレッシング。オリーブオイル、バルサミコ酢、塩胡椒、はちみつを混ぜ合わせた中に果汁と果実を加えたドレッシングはさっぱりとして、夏野菜にぴったりです。
   今回はオレンジ酢にも挑戦してみる予定です。

   このブログを読んで鳴門オレンジに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、収穫した鳴門オレンジをプレゼントしたいと思いますので、お知らせください。