おいそれと誉めない男 | 千秋楽、夕方6時の切なさは初恋にも似て。

千秋楽、夕方6時の切なさは初恋にも似て。

新世代sumortを開拓する相撲熱中症講座

 今場所そういや何かが足りない。
 と思ったら安芸乃島だった。
 圧倒的な低重心のフォルム。
 ぶっとくて短い腕に秘められた怪力。
 北海道でも青森でもない遊星(広島)からの物体X感。
 誕生日が2日違いという同期感(俺との)
 俺は現役時代の安芸乃島も好きだったけど高田川になった安芸乃島の解説も好きである。
 昨日は正面:勝昭さん、向こう正面:高田川の最強タッグ。
 この2人で毎日解説してほしいくらいである(または向こう正面は高田川/貴ノ浪/武蔵丸の3本柱でときどき中立←低音の魅力)
 勝昭さんのダメ出しはある程度ツッコみはするが、説教を喰らわした後は「ま、頑張れや!」と肩を叩き、「ほんじゃ俺、飲みに行くから」「チス!」みたいなノリがあるのだが高田川の場合、言葉があまりに直球なため心をヘシ折られるというか頭蓋骨に響くというかで言われたわけでもないのにドキッとさせられるから最高なのである。
 ということで昨日、ギリギリ栃ノ心に勝って7敗で踏みとどまった稀勢の里に対して高田川が投げ込んだド直球をどうぞ。

 「性根を入れ替えないとダメですね」

千秋楽、夕方6時の切なさは初恋にも似て。
全力士に厳しい安芸乃島が、唯一「よく頑張
っている」と評したのが魁皇(乳首は別人)