午前4時。
長丁場の授業前に飲んだ栄養ドリンク、
退勤後に飲んだブラックコーヒー。
いつものように眠れない。
決して忙しいわけではない。
バイトが終わると、その興奮が覚めず2、3時間いや
5時間近くは眠れず空が明るくなるのを待ってしまう。
夕方前に起きる生活だ。
だらしないだけ。
正社員ならば朝や昼の時間を使い仕事を片付けるのだろう。
確かに今の仕事にすべてを捧げている。
それ以外は適当。
一方の生徒さんは自分の人生のために真摯に頑張っている。
親御さんはそれを支えている。
案外、塾講師というのは自分の人生に対しテキトーである方が
務まるのではないか?
もし、恋愛が日常にエネルギーをもたらすなら
今私はその恩恵を受けている。
笑顔が増えたかもしれない。
いろんな人に優しくなれたかもしれない。
それは、好きな男性に対する態度とまわりへの態度の埋め合わせなの
かもしれない。
教室管理、講師の育成、受験生指導。手が回ってない部分も多いが
急に任されることが多くなった。
「先生、社畜だね。」
生意気にあいつが言う。
「うーーん、どこで働こうと同じじゃないの?」
浪人生の目からは、いろいろなものが見える。
私もそうであった。
全力授業後に机で突っ伏す慎吾の姿。
自習室の横で行われる会議。
他の講師を罵倒する悪口、若手講師への叱責、言葉遣いで上司から注意される慎吾。
刺激が少ない生活。塾講師という職業から見える1つ1つの事象が私にとっては刺激だった。
フリーターであった時、若いから、ということで責任は与えられても地位は与えられなかった。
年上の新人指導に苦労したこともある。
それに比べれば今は幸せなのかもしれない。
以前、慎吾と電話をしたときのこと。
「生徒を好きになるってどんな気持ち?」
「うーーん、毎日どきどきしていたかな。」
質問に行ったとき、慎吾の手が私の手に触れるだけで嬉しかった。
授業前後の補習、土曜日の特別講習。
慎吾は精力的に働いていた。
そんな姿を見るのが好きで、勉強がしたくなくても積極的に
塾に通った。
人間が一番輝いているのは、仕事をしている時なのかもしれない。
その一番魅力的な部分しか、私は見ていなかった。
心に負った傷や、得られなかった愛情を渇望する心、
そんなものを抱えながら、みんな仕事に打ち込んでいるのだろう。
今私はその恩恵を受けている。
笑顔が増えたかもしれない。
いろんな人に優しくなれたかもしれない。
それは、好きな男性に対する態度とまわりへの態度の埋め合わせなの
かもしれない。
教室管理、講師の育成、受験生指導。手が回ってない部分も多いが
急に任されることが多くなった。
「先生、社畜だね。」
生意気にあいつが言う。
「うーーん、どこで働こうと同じじゃないの?」
浪人生の目からは、いろいろなものが見える。
私もそうであった。
全力授業後に机で突っ伏す慎吾の姿。
自習室の横で行われる会議。
他の講師を罵倒する悪口、若手講師への叱責、言葉遣いで上司から注意される慎吾。
刺激が少ない生活。塾講師という職業から見える1つ1つの事象が私にとっては刺激だった。
フリーターであった時、若いから、ということで責任は与えられても地位は与えられなかった。
年上の新人指導に苦労したこともある。
それに比べれば今は幸せなのかもしれない。
以前、慎吾と電話をしたときのこと。
「生徒を好きになるってどんな気持ち?」
「うーーん、毎日どきどきしていたかな。」
質問に行ったとき、慎吾の手が私の手に触れるだけで嬉しかった。
授業前後の補習、土曜日の特別講習。
慎吾は精力的に働いていた。
そんな姿を見るのが好きで、勉強がしたくなくても積極的に
塾に通った。
人間が一番輝いているのは、仕事をしている時なのかもしれない。
その一番魅力的な部分しか、私は見ていなかった。
心に負った傷や、得られなかった愛情を渇望する心、
そんなものを抱えながら、みんな仕事に打ち込んでいるのだろう。