「お待たせ、ごめんね。」
穏やかな笑顔だった。
原チャリはアパートの前に停めたらしい。
「楽な格好で来ちゃった。」Tシャツ、ハーフパンツ姿、どちらも黒、足元はクロックス。確かに初めて見る部屋着スタイル。夜のせいかパーカーまで着てる。これも黒。蒸し暑い一日だったが、西日本出身の奴にとっては、こんな夜も涼しく感じるのだろうか?
部屋に入ると、奴はすぐにベランダへと向かった。
この前友達がたくさん来たこともあり、新たにグラスを買った。ビールとともに、ベランダへ運ぶ。
今日はお揃いで乾杯できる。
ビールは奴が注いでくれた。少しずつ、きれいな泡ができるように。
今さら言うまでもなく奴は酒好きで、今日は様々な酒について語ってくれた。シェイカーも家にあるということを強調してた。あと、冷凍庫には常時冷えたグラスがあると。
楽しく話していたが、何だか互いにじれったい感じになってきた。どうしていいかわからず、しばらくそこにいた。
生ごみ、燃やせるごみ、ペットボトルに缶、あっ、あと吸い殻…
シャワーを浴びて、洗濯物を干し、ゴミ出しに行こうとした瞬間だった。
「ピンポーン」
インターホンの画面を確認する。
そこに真顔の奴がいた。
〈え!どうしよう。〉
それまで着ていたタイダイのワンピを脱ぎ、急いでブラを探す。
こんな時に限ってホックがレースに引っ掛かる。しかもとれない。
つけたはいいが、ワンピを着ると、レースがはみ出す。
インターホンがあるにもかかわらず、奴に電話。5分待ってもらうことにした。
髪を乾かす時間は無かった。
ゴミ類を持ち、玄関に降りた。奴だけが待ってる画を想像していた。
〈え?いない〉
デジャブだった。
外に出てみた。
そこには、このアパートの住人2人、チワワ、少し離れたところに奴がいた。
あまりに玄関で長居したら、不審者と思われるから外に出たんだろう。申し訳ないことをした。
後にそのしっぺ返しを、被ることになるとは、思ってもいなかった。
シャワーを浴びて、洗濯物を干し、ゴミ出しに行こうとした瞬間だった。
「ピンポーン」
インターホンの画面を確認する。
そこに真顔の奴がいた。
〈え!どうしよう。〉
それまで着ていたタイダイのワンピを脱ぎ、急いでブラを探す。
こんな時に限ってホックがレースに引っ掛かる。しかもとれない。
つけたはいいが、ワンピを着ると、レースがはみ出す。
インターホンがあるにもかかわらず、奴に電話。5分待ってもらうことにした。
髪を乾かす時間は無かった。
ゴミ類を持ち、玄関に降りた。奴だけが待ってる画を想像していた。
〈え?いない〉
デジャブだった。
外に出てみた。
そこには、このアパートの住人2人、チワワ、少し離れたところに奴がいた。
あまりに玄関で長居したら、不審者と思われるから外に出たんだろう。申し訳ないことをした。
後にそのしっぺ返しを、被ることになるとは、思ってもいなかった。
「もしもしお疲れ様です。」
「おっつーーー。」
〈なんなんだべ〉
「もう飲んでるの?」
「いや~飲んでない。一緒に飲みたいわーー。」
沙那先輩とも飲みに行ったしそろそろやばい。
〈よし、適当に話流そう〉
「私も飲めるなら飲みたいわ―。」
「そう、じゃあビール配達しようか?」
〈ピザ屋かよ!じゃないや、え?マジで?〉
こんなに気前がいい奴を見たのは、これで最後になった。
「おっつーーー。」
〈なんなんだべ〉
「もう飲んでるの?」
「いや~飲んでない。一緒に飲みたいわーー。」
沙那先輩とも飲みに行ったしそろそろやばい。
〈よし、適当に話流そう〉
「私も飲めるなら飲みたいわ―。」
「そう、じゃあビール配達しようか?」
〈ピザ屋かよ!じゃないや、え?マジで?〉
こんなに気前がいい奴を見たのは、これで最後になった。