看護学校受験のラッシュであった。
予備知識は全く無い中で、今年からスタートした。
手探りで対策をしながらも、また準備不足を感じていた中、
一人の生徒さんが合格を勝ち取った。今年に入って一番嬉しい知らせ。
働きながらの勉強、なんて大変であっただろうか。
彼女のたゆまぬ努力に敬意を表したい。
一方のあいつは、授業時の隙間をぬって伊藤先生と面談。
安全圏の某大学の出願締切まであと数日。
今週一週間は再面談に関して伊藤先生と打ち合わせ。
先日彼がお父様に電話をして下さった。
面談の必要は無いとのことであったが、ご家庭からも働きかけて頂けることに。
働きかけといっても、ただ講師としてできるのは、見守ることのみなのかもしれない。
下手に口出しして、機嫌を損ねられても困る。
「どれ、現代文いかが?」
「けっこう合ってた。でも2回目だった。」
「なんだよ。」
志望大学かつ私の母校の過去問。
2浪となると過去問の得点率は信用ならない。
センター試験もしかり。
「解説いる?」
「じゃ、ここだけ。」
間違い選択肢を見ると、またも比喩表現を言葉面通りに読み取っている。
しかもその述部が傍線部の言い換えになっていない。
結局設問の正解根拠、またなぜその選択肢が間違っているかを説明させる形で授業を進めることに。