夕方前はガソリンスタンド | Startin' over…
今日も二時間前に出勤した。
例によって自分で教室を開ける。
大学4年、というより労働者。

どれも重い上、連コマ。
最後のコマはあいつの授業だ。
センター予想問題を解かせてみたが、際立って弱い部分は見当たらない。
だけどトータルするとかなりの失点。標準的レベルとも言いがたい。
日本史、古文の現状を踏まえると英語くらいは得意科目になってもらわなきゃ困る。

他の講師より4~5倍の宿題を出してる自負はある。
用意とチェックに時間が取られるのは言うまでもない。
もっと早く出勤するべきだったのだろうか。
授業開始まであと20分。基礎英語の問題集のコピーをとりながら、
センター系の大問3くらいは目を通しておきたかったなどと後悔する、
そして現代文の解説コピーをしなければいけないのを思い出す。

「先生!」
「へ!」



ビックリした。

振り向くとあいつがいた。


机の上には生徒用バインダー、センター過去問、某予備校の模試、
iphone,USB、そして飲みかけのブラックコーヒーとレッドブル。

決して疲れているわけでもないし、眠いわけでもない。
一部プライベートを見られたような、恥ずかしい心地。
ライ麦カンパーニュは完食しておいてよかった。


「もう入ってもいいですか?」
「う、うん、いいよ。早かったね。」
「今日早く出てきたから、戻るのもあれかなと思ったんで。」

どこに戻ろうと思ったのかしらないが、まぁいいや。


「そうなんだ。K大、復習した。」
「あ~、まだやってない。」

おい。