のーてんき? | Startin' over…
「はい、お待たせいくよーー!
The FAOからareの手前までS!」

手元には現代文のプリントが置かれていた。

「あなた、今日英語よ。」
「え?忘れてた、国語だと思ってた。」
いつもなら、いや他の生徒さんなら、じゃ、国語にしよっと言う所だが
「昨日言ったじゃない。模試の大問6やるって。」
報告書にもそう書いた。
「うそ、明日でよかったんだ。」
残念。きっとここに来るまでに一生懸命予習したのだろう。
その当日に宿題に手をつける姿勢、最後の追い込みには使えそうだ。
また今の宿題の量では遊ぶ余裕もあるということ。
追い込んで正解なのかもしれない。

「おれ問題用紙持ってないよ。」
「わかった。刷ります。」


「今日ね、母親から13時からじゃないの?って言われたけど
ずっと16時って言い張ってた。」
「あら、そう。」
「冷蔵庫にね、授業のカレンダー張ってあるんだけどね、
見たら13時だった。」

どうやら藤原、伊藤、私の3人で作成した変更・調整だらけの手書きのカレンダー、
ご家族全員の目にさらされているようだ。
先日あいつがコピーしていた。
一方で、この3人チームが尽力し作ったエクセルのカリキュラム表は
自分の部屋に張っていたらしい。
お母様がその存在を知らず、トラブルにもなった。


それにしても暑い。
汗をかくほど水分もとっていない。ただただ朦朧とした。

「はい、ではいきます!大問1!」
「6でしょ?」
「あ、そうそう。えっと1パラ。真ん中の行チェック!
ここ以外読む必要無し、However以降話ひっくりかえる、おっけ?」

問題用紙には、マーカーが引かれていない。
ただシャープペンで、言われた通り”線”が引かれている。
それじゃ自分で読むときと大差ないだろ。

「ほら、マーカーもって。」
「もった。」

「hopeの後ろのとこ引く。」
「うん。」

なんで重要文よりそこが派手なんだよ。