キャンパスの農園近くで夕涼みをしていた。
ビールがあれば、さらに最高。
一緒の二人もそう思っていただろう。
「あーー帰りたくねぇ。」
「飲みたい、」
「勝手に飲めし、お前一人で飲め。」
奴はアメスピをふかす。
自分のことを本気でイケメンだと思ってる。
「ごはん食べるのも面倒くさい。」
ボソッと和馬がつぶやく。〈それ重症だって!〉
和馬の細長い体の秘訣はそれ?
「和馬、今日俺のおかん煮物送ってくるからあとで届けるわ」
和馬がイェーイと控えめだがかわいく喜ぶ。
それから奴は和馬に煮物に使われているたけのこについて語り始めた。
帰るのが遅くなると、いつも家で勉強しなきゃと思う。
だけど自炊して洗い物まで済ませるといつも10時を過ぎる。
「たまねぎ無かった…」
どうやらスーパーにも行かなきゃならない。
おまけに今日はすごくお腹が空いている。
朝はコーヒー、昼はおにぎりと昨日の夕飯のあまりの唐揚げ3つのみ。
何時間この二人と過ごしただろう。
帰って缶ビールを寂しく開けるんだろうなーと思いつつ、家路に向かう。