NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ -28ページ目

NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHKの英会話番組講師でもある木下和好が英会話上達のイロハを余すところなくお伝えしていきます。

ネイティブの微妙に異なる英語の発音を
簡単に聞き分けることが出来るようになるオンライン教材(特許申請中)

30人ほどの日本人学生をカリフォルニア州の語学研修・ホームステイ

に連れて行った時、バスで数時間かかる場所にあった Great America

(有名な遊園地)に行くことになった。朝早く出発し、途中のファスト

フードレストランで朝食をすることになった。英会話の実践ということ

で、各自で注文するようにした。皆が食べ始めたころ、4~5人の学生

だけがアイスクリームを食べていることに気付いた。「朝食にアイスクリ

ームとは珍しいね」と言うと、アイスクリームなど注文してはいないと

のことだった。彼等は「コーンスープ」がおいしそうだったので、「コー

ン、プリーズ」と言ったみたいだ。カタカナ式に「コーン」と発音すると、

限りなくcone(アイスクリームを入れる円錐形の物)に近い発音になる。

それを聞いた店員は cone だけを注文するはずがないと思い、cone の中

にアイスクリームを入れて渡したらしい。とうもろこしを意味する corn

は、「オ」と言った直後に舌を奥に丸め r の音を追加する必要がある。

このように発音 を間違えると食事にありつけないこともある。


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思ったことを瞬間的に英語で言えるようになるプログラム(特許申請中)

日本人のほとんどが和製英語と気付かないで使っている英語のひとつに

claim(クレーム)がある。日本で使われている「クレーム」は「苦情」

とか「不平」を意味するが、英語の claim にはそのような意味は無い。

動詞では「を要求」とか「主張」という意味になる。claim が「苦情」

とか「不平」という意味になってしまったのは、おそらく to claim

damage(損害賠償を要求する)」の使い間違いからであろう。この場合

damage が「損害」を意味し、claim は「要求する」という動詞であ

るが、いつの間にか claim が「損害賠償」になってしまったらしい。

クレームそのものは「要求」なので、クレームが来てもそんなに怖がる

ことはない。


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英語のwの発音は日本語に存在しないが、それに気付かない人が多い。

すなわち日本式の異なる音の出し方がwであると思い込んでいる人が

大半である。日本語の「ワ行」には「わ」と「を」の2文字しか無く、

「を」はwo ではなく「オ」と発音されるので、wが付くものはwa

(わ)ひとつしか存在しない。しかし日本語の「わ」はwa ではなく

ua(ウア)と発音されるので、実際は日本語にはwは全く存在しない

ことになる。

ただし英語のwa を「ウア」と発音し(例 what)、 wi を「ウイ」

と発音し(例 week)、weを「ウエ」と発音し(例 wet)、wo

「ウオ」と発音しても(例wall)、なんとか通じるが、wu だけは

「ウ」と発音してしまうと、ほとんど通じない言葉になってしまう。

wood, wolf, woman等は全てw+u の発音で始まるので、「ウッド」

「ウルフ」「ウーマン」では通じない。「ウ」の前に w を付ける必要

がある。w の使用頻度は5.3%、すなわち100の単語が使われ

ると、wの発音が5回以上出てくるので、w の正しい発音 を習得し

ておいた方が良い。


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