年令により英語習得法は異なる | NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHKの英会話番組講師でもある木下和好が英会話上達のイロハを余すところなくお伝えしていきます。

語学習得の観点から人の年令を3に区分することが出来ます。


第一期は0才から9才で、この時期は環境さえ整えば理屈抜きで無意識に楽々とことばを習得することが出来ます。これは誰しもが体験していることです。しかしこの時期は、環境が変化すると、それまでに習得した言語が新たに習得する言語に上書きされてしまいます。たとえばアメリカで小学校1年まで現地の学校に通い英語が母国語のようになっている日本人の子供が、親の都合で帰国すると、ほんの2~3カ月で英語を忘れ、日本語になってしまいます。


すなわち第一期は「母国語入れ換え可能」な時期です。


第二期は10才~12才で、この時期に習得している言語が母国語になります。

すなわち母国語形成期と呼ぶことが出来ます。小学校を卒業するころまで使っていたことばがその人の母国語となるわけです。環境によっては親の母国語と異なることもあります。この時期に2ヶ国語が脳に刻まれていれば、完全なバイリンガルとなります。


第三期は13才以降で、意識的に又組織的に学ばないと新しいことばを習得出来ない時期となります。もちろん母国語が入れ替わることもありません。

英語漬けになれば自然に英語が習得出来るのは9才までなので、

その事実を知らずに英語圏での生活を始め、英語漬け状態にあるにも関わらず、

英語が習得出来なくて困っている人が大勢います。


この第三期の年令の日本人のために開発されたのが、

YouCanSpeak です。





【Dr.キノシタメソッドシリーズ】


①YouCanSpeak http://www.youcanspeak.net/


②英語の発音.com http://www.eigonohatsuon.com/


③ReaL Stick http://www.realstick.jp/