夏の定番、幽霊とかお化けの話で、昨今下記の記事を読んだ。
『怪談の3分の2は神経学的に説明できる──『幽霊の脳科学』 - 基本読書』
この記事に書かれた範疇では、『バリント症候群』と『ナルコレプシー』と幽霊、金縛りの関係について書かれている。
幽霊やお化けなんか居ないと、完全否定することはできないが、脳科学や神経学などの発達で、病気が原因だったり、脳の認知の仕組みの影響によって、何かが見えたりということはあるのだろう。
もともと人は暗闇を恐れるし、私も暗いところは嫌いだ。…とは言え、夜寝る時は照明は完全にOffにするので真っ暗闇。以前は、安物のカーテンだったので、月明かりが眩しい時には部屋の中にうっすらと光が差し込んでいた。遮光カーテンに変えてからは、カーテンを閉めて置けば部屋の中はほぼ真っ暗だ。
暗闇で視覚が効かないと、他の感覚器官が励起する。音や触覚、嗅覚も敏感になる。
話をもとに戻すと、他界したお袋も入院中に私の顔に何か虫が這いずっているのが見えると言って、顔の前に手を出して掃おうとしていいたし、叔父も一人で家に居ると話し声が聞こえると言っていた。彼女等(彼等)の脳はきっと本当に何かが見えていた(認識していた)のかも知れない。
残念ながら二人とも、そのようなことがあってから数年後に他界してしまった。もちろん、「亡霊」や「何か」のせいではない。
人間なんて、単に良くできた生物機械に過ぎない。これほど精密な機械なのだからどこかが経年変化で壊れることもある。
オッサンになって、人生がそれほど長く続かない状況を思い知るほど、自分の最期はどうなるのだろうか…と少しだけ心配になってしまう。少なくとも、他人様には迷惑を掛けたくないものだ。(いや、もちろん身内にも迷惑かけたくないですよ)