気温差にめげる | お日様母さん ― 晴れのち曇りそして雨 ― がんとの闘い

お日様母さん ― 晴れのち曇りそして雨 ― がんとの闘い

私の母親が突然「がん」と診断された。「がん」と闘い、一生懸命に生きた母と後悔ばかりの子の闘病生活を綴る。そして、2018年ついに私自身にも「がん」との診断が…。

今日は予定通り出張行ってきました (東京)。

 

朝起きて、雨だったらやだなぁ~と思っていたのですが、5:30 の天気は曇り。よっしゃぁ~! 雨止んでくれた。急いで出かける支度をする。

 

着替えるためにパジャマを脱ぐとやっぱりまだ少し肌寒い。Yシャツを着て、スーツのパンツを履いて、ネクタイを締めて、上着を着る。会社の社員証を首から下げて、会社 iPhone も首から下げて上着のポケットへ入れる。

 

とりあえず、カロリーメイト (チーズ味) と、ゼリー飲料を PC の入れてあるデイバッグに入れて、出かける。

 

少し前まで 6:00 というと真っ暗だったのだが、今は明るくなっている。もちろん、今日は曇りなので日は出ていないがそれでも真っ暗でないだけましである。

 

地元の新幹線駅は時間も早いので人もまばら。会社の EX-IC カードで切符レスで改札を通る。ホームへ出るとまた一際寒く感じる。

 

しばらく待つと、「こだま」が到着。1 両目の車両なのだが結構人がいる。とりあえず、3 人席の窓側の席が空いているので座る。デイバッグを足元に置いて、ブラインドを下ろして目をつむった。

 

気が付くといつの間にか品川駅だった。ブラインドを開けると、雨? うわっ、まじかよ~。静岡は曇りで少し日も見えていたというのに東京は雨か…。

 

そのうち、おかしなことに気づく。あれ? 雨ってこんなに斜めに降るんだっけかな? ホームへ入ろうしているスピードなので、ここまで斜めには降らないはず。もちろん、強風なら別だが。

 

大きな雨粒と思っていたのは雪だった。あぁ、東京は雨というより雪か…。

 

東京駅に着いて、ドアからホームへ出ると…、うわっ! 寒っ! 静岡と全然違うじゃん。厚着にしてきてよかった…。でも、冬の間 Yシャツの上に来ていた薄いセーターは着てこなかったので、すこし体が冷えてきてしまっている。

 

中央線に乗って新宿へ。車窓から見える風景。路面には雪は積もっていないのだが、日陰になる場所には少し白く積もっているような気がする。ビューゥと風に吹かれて少し大きめの雪がフラフラと舞っていた。

 

京王線に乗り換え目的地へ。駅を出ると、ハラハラと白い雪が舞い散っている。寒いので、ドトールでカフェラテでも買っていこうかと思ったのだけれど、電車が遅れていたので目的の時間ギリギリ。カフェラテはあきらめ、折り畳み傘を差した。

 

寒い、寒い…と心の中で呟きながら目的地へひたすら歩く。少し風が吹くと、途端に体が凍るような寒さに包まれる。

 

目的地に着いて、やっと一息。それから数時間後には雨に変わっていたし、夕方近くにはもうお日様が出ていた。目まぐるしく天気が変わる。

 

20:00 ~ 21:00 で突然会議が詰め込まれた。現地で会議に出るともう新幹線で帰れなくなる。仕事上の上司に許可をもらい、17:00 前に目的地を引き揚げた。同僚が「新幹線で帰れるうちに家に帰ってから、テレワーク (リモート) で会議に参加しようと思っている」と言っていたので、それはナイスアイデアと思い、私もその方法をとることにした。

 

夕刻の新幹線は若干混んでいる。明日が祝日ということも理由としてあるのかもしれない。大きな荷物をもった人々が行き交う。

 

30 分ほど待って、「こだま」が到着。車内清掃を待ってやっと乗車する。着席してデイバッグを下ろし、おもむろにバッグから持ってきたカロリーメイトとゼリー飲料を取り出し夕食代わりに食べる。

 

車内に出発のアナウンスが流れる。車両がゆっくり動き出すと、次第に暗くなりかけていた東京のビルの間を縫って、スルスルと私の乗った「こだま」が進んでいく。

 

家に帰ったらギリギリ会議に参加できる時間だ。今日もまた深夜まで仕事になってしまった。