いつの間にかという感覚 | お日様母さん ― 晴れのち曇りそして雨 ― がんとの闘い

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私の母親が突然「がん」と診断された。「がん」と闘い、一生懸命に生きた母と後悔ばかりの子の闘病生活を綴る。そして、2018年ついに私自身にも「がん」との診断が…。

先日、よく見に行くサイト『Gigazine』に下記のような記事が掲載されていた。

 

 

「長年の謎だった“全身麻酔がなぜ効くのか?”に解明の兆し」という記事なのだが、これ、そうなんですよね…実は全身麻酔が何故効くのかが未だに分かっていなかったりします。

 

わからなくても、目覚めさせる方法は分かっているんで実際に使っているんですけど、ある意味怖いですね。

 

以前何度かこのブログ日記に書いていますが、私は人生で2度の全身麻酔による手術を受けています。1回目は若かりし頃、気胸の治療のための手術。2回目は5年前に受けた胃がんの手術です。

 

お医者さんを信用して手術を受けるのですが、やっぱり麻酔で意識がなくなった後に本当に目覚めることができるのだろうか…と手術前には少し心配になります。

 

2度目の胃がんの手術の時に、そう言えば1度目はどうだったかな…と思い出そうとしたのですが、あまり細かくは思い出せませんでした。

 

胃がんの手術は県立のがんセンターでやって頂いたのですが、手術室が思ったより広くて凄く明かるかった記憶があります。広いのはダヴィンチ (手術支援用ロボット) を置くスペースの関係かも知れません。ダヴィンチはカニというか海老のような出で立ちで「うわっデケェ~」と思ったものです。

 

他にも部屋は暖かくて、手術台も何か温めてある感じでした。シンプルな台なので、もう少しひんやりした感じかと思ったのですが。

 

後は指示に従って点滴を打ったり、海老のよう手術台の上で丸くなって背中 (脊椎) に麻酔用の管を入れられるのですが、それほど痛くはなく、ただ、背中の感覚が嫌な感じでした。1回目ってこんな感じだったかな…なんて考えているうちに、次から次へ指示が来るのでその通りに実行します。

 

最後に覚えているのは、酸素マスクをして、先生から「はい、おーきく息を吸って、吐いて~、はい、何度か繰り返しまぁ~す」と言われて深呼吸しているうちに意識がなくなったということですね。何度も深呼吸するのですが全然眠くならないので、麻酔効いてないのかな…と心配になります。ただ、その直後にいつの間にか落ちるんですよね。

 
目が覚めた後は最悪です。目が覚めて看護師さん、次に先生と話をした後は、体中が痛くなります。意識はしっかりしているので「この痛み…、手術したんだから当たり前か…」とは思うのですが、やはりキツイ…。
 
1回目は「胸腔鏡手術」で、2回目は「ロボット支援腹腔鏡下手術 (ダヴィンチ手術)」で、何れも数カ所の穴を体に開けてそこから器具を入れて手術をするので傷口は小さくて済む (低侵襲) のですが、それでもメッチャ痛いです。当たり前ですが、全身麻酔なしではできない手術です。
 
そして毎度書くのですが、「尿管」…勘弁してほしい。尿が出ているかどうかわからないわ、差し込まれている膀胱が痛痒い感じがして落ち着かないわ、本当に速攻で抜いて欲しいものです。
 
私が言えるのは、やっぱり健康であることに越したことはないです。特に手術をするような大病には出会わないのが一番です。日々の生活に気を付けることが必要なのですが、人には煩悩があるので、中々簡単には行きませんね。