Howling moon2 -8ページ目

Howling moon2

溶ける月、滲む夜

約束も名前も



たくさん
たくさん
笑って
そう
わたし
とっても
明るいのよ、
って
言い聞かせるみたいに。




多分変わってしまうだろう
話し方も笑顔も。





思い出したら
もう
どうしようもないんだ



そう、
成し遂げられなかった
夢や目標の類
もう忘れたと思っていたのに
その頃一緒にいたひとのことを思い出したら
一気に戻ってしまう
苦しい、
羨ましい、
そう
思ってしまう自分が
汚くて
いられない



仕事、たのしいです。
お客様に
すごく、
もったいないくらい
よくしてもらっている。
あなたがいないときは買わないのよ、とか
会えてよかった、とか
ほんとかわいいわね、とか
年下の子には
わたしお姉ちゃんほしかったんで
そういう存在になってくださいとか




居場所が、できた
ここにいて、いいんだ
って
おもえた、のに



怖いんだふあんなんだ
いつかは失くしてしまうから
そんなにやさしくしないで
そんなに、
うれしいこと
言わないで




ありがとうじゃ、
足りない
わたし
何を返せる?




いつかは変わってしまう
いなくなってしまう
愛してる、と
いとおしそうに呟いたきみも
いつかはわたしを捨てるだろう




怖いけど
だけど
前みたいに
失くすのが怖いからって
自分から遠ざけたりは、
もう
しない
それは自然なことだから
仕方のないことなんだ
でも
さびしい、
ふあん、
くらい
おもったって
いいでしょ




ひとが
すきだ
泣きたいくらい
すきだ
愚かでいい
不完全でいい
それがいい
手放しで
笑いあえたら
それ
しあわせ




一緒に泣けるひとは
いらないんだ
泣くのはひとりでいい
そのかわり
あしたは
たくさん
一緒に笑いたい




わたしは
夢の残骸です
認めるしか、ないの
やっぱり
音楽、
やりたかったし。
それは消せない事実だ
できなかったことも
頑張れなかったことも
事実だ
いつか
あの子のこと
認められるかな
すごいね、って
言えるのかな


4年もバンド、続けるって
それだけですごいこと
わたしには
もうできないこと
道が違うこと



そろそろ

認めなきゃ




急がなくちゃ行かなくちゃ
あいつを待たせてる



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