坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~ -7ページ目

坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

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記事の複合型施設。
記事のパルコ。



最強寒波到来。

冬は好きだし寒さは得意だが、
あまりの前情報の煽りに、
少しビビっていた。


いやはやそんな事よりも、体調が悪いのだ。


自分の身体のフェーズは
自分が1番把握している。


これはアレだ、フェーズ②と③を
のらりくらりと彷徨っている。


フェーズ① 元気
フェーズ② やや元気では無い
フェーズ③ 無理をしたらアウト
フェーズ④ 風邪

明らかに②と③を右往左往している。


なんかこう、体内の免疫軍団に
『元気』を人質に取られている 
感覚である。

『それ以上頑張るな!少しでも頑張ってみろ、
こいつ(元気くん)がどうなるか分かってるだろうな?』


という、そんなような感じだ。



なので落ち着くまで家にいる事にした。
免疫軍団にそういうアクションをとられたら、
俺はもうそれに屈服するしかない。


屈服どころか、あらゆる栄養をお渡しする。

ビタミンやらミネラルやらをこれでもかと
差し出し、土下座をする。


風邪引くのはゴメンだ。
早く元気くんを取り戻したい。




ネットでは『雪がどうだこうだ』
『水道管の凍結がどうだこうだ』
『キショい男のLINEがどうだこうだ』の
話で持ちきりである。


キショい男のLINEのスクショは、
都心部のネズミの如く湧き出てくる。

俺はそれを反面教師にし、
とにかくキショくない男でいるよう
心掛けるのだ。
普通でいるだけで、
相対的に評価があがる。はずだ。

そう考えると、キショ被害に遭った
女性には同情するが、
キショい男も必要悪なのかも知れない。



さて、そんな事よりも


流石に雪、降るか?
と、家にいるもののソワソワして
幾度も窓の外を確認するも
ひと雪も降っていない。


齢30にして、雪が見たい。

なんだろうか、とても見たいのだ。
子供の頃よりも、見たい。

歳をとるとどんどん桜を綺麗に
思えてくる、花より団子が逆転していく
みたいな感じで、
自然が織りなすものに
惹かれていく自分がいる。


子供の頃、大人たちが酒を飲んで
談笑している場面に出くわす時、
『大人って、ご飯そっちのけで喋ってるやん』

って、ずっと思っていた。


目の前にご飯があるのに、
肉があるのに、
それに目もくれず各々の
渾身のエピソードトークに華を咲かせている。

その光景が少し不思議だった。


でも、今なら分かる。

目の前に御馳走があるのは
もちろん嬉しい。
しかし、
大切な人と約束をし、集い、
その刹那的な空間においては
食事に比重を置くのではなく
対話に比重を置きたいのだ。


大人なってから分かるものが、
まだまだ残されている。

そして、雪や桜に心奪われ、
順調に歳を取るのだ。



さー、今年も頑張るか!
早く体調治そう。






サンタさんへ。

まずはメリークリスマス。

あの、僭越ながらですね、
今年のプレゼントは
ストーンアイランドのジャケットが
欲しいです。(¥64,000)


今年の、と言うよりかは正確には
十数年ぶりの、ですね。


恐らくラストサンタエイジが
12歳くらいだった気がしますので、
18年の時を経た再会なんてのも、
それはまたオツなもんじゃないですか?



というかですね、
プレゼントと言うよりはそう、
サンタさんにお会いしたいんです。


そうです。これは確実にそう。


あの優しさと深みを纏った、
アイデンティティ溢るるあなたの存在を
もう一度この目に焼き付けたいんです。
いや、ちゃんと寝ます。
寝るので来てください。
煙突こそありませんが、
うちはオートロックとか無いので平気です。


少し話が逸れました。
つまりここで言うプレゼントは、
僕がプレゼントを欲しがる理屈は、
あくまで再会への手段であって
目的では無いんです。


野球をするためには
バットとグローブが必要ですよね?

例によって僕がサンタさんに会うには
上記に挙げた服が必要なんです。


いや、これではいけない。
己の欲ばかりでアピールに
欠けておりました。


今年、いい子にしていた自負は
凄まじくあります。



先方との連絡における返信は
即座に済ませてきましたし、
請求書やその他における資料も
滞りなく、齟齬なく、完了させました。
これは凄く良い子です。
(その弾みで、女の子への返信も
瞬時にする癖が付き、
恐らく何人かには引かれている
可能性すら出てきています。)



しかし、大人の世界は
連絡や雑務を普通にこなす事は
常識なようで、誰も褒めてくれません。
おかしいです。
それこそ、サンタさんが毎年来てくれていた
12歳くらいまでは、
確実に褒めてくれていました。
親、親戚、友達、担任、
友達の親、知らないタイ人。
皆褒めてくれていました。
それも今は昔。

世知辛い世の中に対して
降り積もる僕の承認欲求は
いつの間にか化け物のような体躯を
成していました。


このままで本当に化け物となり、
アンコントローラブルな
モンスターと化し、
大阪から淡路島あたりまでの土地を
蹂躙するおぞましい未来が見えます。


しかしプレゼントを貰うとどうでしょう。
そのモンスターの暴挙は一気に沈下し、
綻んで消えていくのが想像出来ます。


さぁ、今こそ、プレゼントを渡す時です。

これはある種のカタストロフィと言っても
過言ではありません。




はい。分かってます。
この懇願に対する情けなさたるや。


同年代の友達は順当に結婚をし
子供を産み、幸せな家庭を築いています。
サンタクロース側にまわっています。

しかし僕はといえば彼女すらおらず、
ファンタジーのサンタさんに
なんか高いブランドの服を要求している始末。

自分でも辟易する程に情けないです。

しかしながらですね、
僕はそんなハッピーな空間と引き換えに
独身というレッテルを連れて、
寒い風に打たれながら
浴びるほどの酒を飲みながらも、
めげずに輝く明日を求めて
毎日クリエイティビティに勤しんでいます。

それを俯瞰で見ると、
めっちゃ可愛くないですか?
キューティ&プリティですよね。
そうなんです。
僕ってめっちゃ可愛いんです。

なので一度騙されたと思って
当日家に来てみてください。
そこで判断してもらっても大丈夫です。



はい、そうですよね。
何か聞こえて来ますよね。

凄くエッジの効いたワードがね。






己で稼げ






そうですよね〜。はは。


そんな事を言われたら
グゥの音も出ません。

グゥの音、出なさ過ぎて草


です。



ワイのグゥの音、行方不明www


というスレッドでも立てますか。


来年はもっともっと稼ぎますわ。
講釈垂れ流して
なんかすんませんでした。









結局行動に移す奴らが勝つ。
プライドが邪魔して
なんも動けん奴は置いてかれる。

どんなに知識があっても
どんなに有力なものがあっても、
結果が付いて来なかったら無意味だ。

そんな奴はごまんといる。

自分には何も無い事を一度
受け入れてから人生は
もう一回始まる。

自分には何もない事を
受けいられへん奴は一生そこで
もがいときな。

俺は勝つ。
結局最後に俺が勝つ。