坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~ -20ページ目

坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

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こんばんは。

最近は敢えて、誰とも会わないようにしてます。
(と言っても、誘いの連絡が来ると
つい嬉しくなって飲んでしまうのですが)
それでも本当に、格段に減りました。
8月に友達と遊んだの、
マジで2回?くらいです。

同期やそのほか皆んなの
インスタのストーリーの煌びやかな日々と
相反するように、生きておりますねぇ。
なにクソ!と思いつつ、でも
今はそういう時期なんです。


まぁ、コロナのアレコレもまだ
落ち着いていないし、
前記事でも書いたように
僕は音楽人生の第一部が終わった事によって、
本当に腹を括ろうと。


第二部は少し角度を変えて
少しでもアイデンティティのある
音楽の発信をしていこうとね、
毎日脳味噌から汗が湧き出るくらいに
パソコンと睨めっこしております。


その戦い方というのは、
まぁ徐々に明らかになっていくと思います。
端的にいうと短期決戦!みたいな感じなのかな。

この発明によって未来への希望が
フワッと差し込んだ気がします。
後は継続あるのみです。

やっぱり、思考を凝らす事は大切だなと
思いましたね。
思考の果てに発明やアイデアがありますからね。


思考停止が1番いけない事だと思います。

売れてない、名の知れてない人たちの
スタンスとして

ただ良い曲を作ればいつかは、ってのは
それは思考停止じゃないですか。

良い曲ってのは、
やっぱり時代性も相まってきますからね。


思いの限り考えるしか無いです。


何故今、香水が流行ったのか
King Gnuの格好良さの正体はなんなのか
(ジャズやメロディックマイナースケールが主体)
髭男の曲に隠されたコード進行テクニック、
米津玄師の作曲における
あり得ない程の引き出しと知識、
YOASOBI、ずっと真夜中〜、ヨルシカ などの
匿名性の高さかつ、確立された世界観

藤井風、Vaundy、iri、Rin音、
などなど
才能の塊のようなソロアーティスト達、


そう言うのを、
片っ端から研究しています。


気になったコード進行はソッコー調べます。
なるほど、ここでこのコードを使えば
カッコいい転調が出来るわけね、
だったり、
ノンダイアトニックコード(普通は使えない音)
をどうやって曲に落とし込むか、
みたいな事しか今頭にないですね。


それはひとえに時代やニーズに媚びるという
意味ではなくてね、
曲を皆に聴いて欲しいと思う理念があるなら
ある種のマナーですらあるのかもしれないと
最近、思います。
というか、例えば今っぽい曲を作ろうとも
個性はどうやったって残るんですよ。
仮にも僕にしか出せない声が存在して、
今まで培った悪い意味ではない手癖の
ようなものがありますからね。



もう本当、音楽の事しか
頭にありませんね最近。


こういうのはあまりTwitterで書くと
ウザいのでブログだけにしておきますが。笑




最近で言うと『破裂』と言う曲が
お気に入りですね。
TwitterにもUPしましたけど。


Gm7 E♭M7(9) Dm7 Fm

B♭ Dm7 Adim F 



というコード進行なんですけど、

キーがGm(A#maj)における

ナインスだったり

ディミニッシュだったり

ノンダイアトニックだったりを

詰められるだけ詰め込んだんですけどね、

こういったコード進行は多分、

弾き語りとかでするとかなり

不安定な響きなんですね。

でも沢山音を重ねるとそれが良い

違和感になって音像が

深くなっていくんですね〜。




まぁさっきから何をつらつらと

言ってるんだという話なんですが


音楽楽しっ!


結局それだけです。

では。
























僕は視力がかなり悪いんですけど、
この前お風呂上がりに
家の床を見たら何やら黒い物体らしき
ものが鎮座してまして、
はいはい、来ましたかと。
夏の最悪風物詩、Gが。



いや、実際はそんな
冷静なテンションではなく


も〜〜〜ええって〜〜
勘弁してくれ〜〜〜〜〜
マジのマジで〜〜〜
不法侵入〜〜〜〜〜




という、冷静とは対極の、
嘆きに近いテンションでした。


というか僕は昔からGの
討伐に対する意気に波がありまして、
今日はなんとか殺せる、という日と
今日はなんかマジで無理、キモい、
という日が不定期なんですよ。



その日は後者で、
Gを殺せるテンションでは到底なく
その、裸眼でまだよく見えていない、
Gとは明確に認識出来ていない状態の
フェーズから、眼鏡をかけて確認する
というフェーズに行くのに10分くらい
かかりました。


何故なら、まだ認識出来ていない間は
それはGではなく、
Gの可能性がある何かしらの物体なわけで、
その状況に甘んじる事で精一杯だったのです。



僕は一向に眼鏡をかけませんでした。
それはそれはもう、かけません。
眼鏡屋さんから怒られそうなくらい
かけません。




そろそろかけたら?



いや、まだだ




という脳内でのクソみたいな
自分との対話に流石に疲れがきて、


その黒い物体を裸眼のまま
見つめ続ける事から一歩踏み出し、
少しずつ臨戦態勢に入りました。



しかし不思議な点が一つ。

かれこれ15分くらい観察してるものの、
全くと言って良いほどそれは動きません。


こうなってくると、
Gではないという一筋の大きな光が
差し込みます。



その大きな光を盾に、
僕はついに部屋を明るくし、
眼鏡をかけたのです。


視界がクッキリとします。
眼鏡って凄いね。




あれは、あの形状は
Gではないぞ...!!



そして近づきました。



それはなんと、
アイスクリームの袋の
破片だったのです。



アイスクリームの、

袋の、

破片、

だったのです。





僕はアラサーにして
Gらしきものを討伐する気になれず、
15分間、Gではない物に
怯え果てていたのです。


100歩譲って他の虫ならまだしも
命の宿っていない物質に対して
様々なシチュエーションを予測し
そして嘆き、気持ちを奮い立たせ、
そしてまた嘆き、を繰り返していたのです。




情けなさ過ぎます。





でも、Gでは無かったので
とても嬉しかったです。





またあなた方の貴重な5分間を
奪ってしまいましたね。



すまん。

















サカモトリュウが思う、
この曲が凄い!!という
名曲を紹介します。


いや、紹介するまでも無いんですが、
どの辺が凄いのかというのを
僕なりに言っていきます。









ブラックアウト/ASIAN KUNG-FU GENERATION



です。





まずね、一貫して
歌詞が本当に綺麗なんです。
単語一つ一つが毒味になっていない、
どのバースも邪魔をしていないんです。


で、特にサビなんですが、


今、灯火が此処で静かに消えるから
君が確かめて
ただ、立ち尽くす僕の弱さと青さが
日々を駆け抜ける



綺麗過ぎませんか?
メロディとの調和が本当に良くて。

作曲をしていると、
本当にこのメロディはこの歌詞で良いのか?
という自問自答に駆られる事があります。


ですが、ブラックアウトに関しては
このメロディにこの歌詞しかあり得ないのです。

その運命的なものを作為的に
呼び寄せている訳ですね。
これは本当に、スタンディングオベーション。


ハッキリ言って技術ですよ。


で、歌詞の内容は、
当時この曲が流行ったのは2005年で
携帯電話やネットが急速的に普及し始めた
時期なんです。
ドラマでいうと2chを題材にした
『電車男』が流行った時期です。

懐かしい。笑

僕が中学一年の頃でした。
確かに、携帯電話大ブームで、
色んなメーカーの色んな機種が
発売されていて、中学生さながら、
どこのメーカーのどんな携帯を持ってるかが、
一つのステータスでした。



そんな、匿名性や
実態の底知れない物への危惧を
ゴッチが示した訳ですね。


恐れ多く言えば、
それは2013年に僕が書いた
夜風に吹かれたらという曲に
少しばかり共通してると思います。



それはまぁ、一旦置いておいて


それを顕著に表すBメロの歌詞がこちら


冬の雪原に茹だる炎天下
鈍る皮膚感覚
僕を忘れないでよ



これです。
ネットというのは正に、
突飛のないものが飛び交う場所です。
季節性なんてありません。


雪山に花火があがろうが、
むしろそれがネットの醍醐味、中毒性で、
しかしそれこそが
本来の人間の感情を
鈍らせてしまうのではないか、
という懸念がこの歌詞で描かれています。




すごくないですか?



何がって、
15年経った今でもその問題は
続いてるからです。


むしろ、SNSが発達した今日さえ、
それは色濃くありつつあります。



そして、誰かの灯火が静かに消えたとしても
僕は、或いは僕たちは
それに立ち尽くすしか術はありません。


いや、術がないというより、
そういったことが起こった後の話でです。




ミュージックビデオも本当に良く出来ていて
突如、得体の知れない黒い物体に
逃げ惑う人々が描かれています。


この構図は、2020年の
現代を皮肉るかのように、
今でも見られる光景です。


15年前の曲ですよ?
そう言ったメッセージが後世へも
継がれているというのは
問題提起として成立しているし
歌そのものの存在意義が凄いと思います。




そして音楽的な話なんですが、


イントロの印象的なギターリフは、
表ノリのリズムで、少しのっぺりしています。

ですがAメロの途中で
ギターリフが
裏拍の捉え方に変わるんですね。
そこでさらに16ビート感が増します。


何より凄いのが、楽曲の構成です。
いわゆるJ-POPによくある
1番、2番、大サビ、みたいなのではなく


1番サビが終わった後に
リズミカルなCメロが来ます。
そしてその後、Bメロに回帰し、
大サビへ突入するかと思えば
静かなDメロバースへ突入します。

この時点で複雑なように思えますが、
確かに、
サビが終わった後に
もう一度1番と同じメロディがくると
くどさがあるので、
Cメロが正解で、
その後、キャッチーなBメロに
回帰する事で曲が破綻していない。

さらにその後、Bメロ終わりに
大サビではくDメロをつくる事によって
曲の芸術性、深みを限界まで
表現しています。


そして、徐々に開いていき、
大サビに入っていきます。




そうです、何から何まで
どこをとっても名曲なんです。




僕が紹介するまでもないのですが、
今一度、ブラックアウトの凄さを
紹介したくなったので。




では。