深圳の幹線道路には大抵、地下をくぐって人が横断できるよう、地下道があります。
羅湖区や福田区の商業エリア付近にある地下道には、ただの通路としてではなく、どこからともなくやって来た露店商の方々の様々な商いを見ることができるんです。

今日はちょっと怪しい?地下の個人商店をご紹介しましょう♪
洋服屋さん↓

フリーマーケットのような感じですが、一応新品の様です。
子供服やパジャマ、Tシャツ専門の人もいます。
ストッキングに女性の下着類も↓

オモチャ↓

ヘア小物↓

アートクラフトや旧紙幣に毛沢東の写真など…↓

さすが漢字の国!な路上書道家による作品↓
地下には未来のアーティストがいるかもしれません。
スマホカバーや関連グッズ↓

スマホの画面に貼るシートはその場で貼ってくれます。
1年のほぼ半分が雨季の深圳には欠かせない傘↓

こちらは季節物の蓮の実↓

季節毎のフルーツや、時に亀(食用)が並ぶ事も!
以前、夏の暑い最中でグッタリした亀を、売り物にならないと判断したのか、おもむろにゴミ箱に捨てたおじさんがいました…中国のゴミ箱には色んな驚くものが入っていそうですね。。
可動式ペットショップ↓

占い①↓

占い②↓

占い③↓

小鳥が占ってくれるんですね~。

おじさん達、平日の昼間から遊んでいるのでしょうか⁇

…と思いきや、お金を賭けて中国版将棋(象棋: XiangQi)やトランプをしているんだそうです。

他にも、某ブランドの偽物財布だったり、ギターやカラオケを使った路上パフォーマーやら、企業が出張して携帯の契約や不動産を販売したりなど、多種多様な商売が、この僅か30m程の通路で繰り広げられています。
深圳にある地下道の入口はこんな造り↓

一見、地下鉄駅の入口と間違える方もいらっしゃるのでお気を付け下さいませ。

地下鉄駅につながる入口と何が違うかと言いますと、地下鉄駅は↓のように駅出口のエリアを示すアルファベットが表示されています。

地下道は薄暗いので、慣れない頃は足早に通り過ぎようと、脇見もせず歩いていましたが、商業城や東門の商売人と違って、皆さんのんびり構えていて、商品を広げてはいるけど、お隣の同業者とお喋りに高じていたり、昼寝をしていたり、フーテンの寅さんの様なユルい空気を漂わせているので、最近は毎度違う品揃えを眺めながら歩くのが楽しみになっています。