蓮香楼食べ比べ(香港vs広州) | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

先日行った広州に、香港ではローカル色の強い飲茶スタイルで有名な蓮香楼の本店があると聞き、上下九路にあるそのお店でランチをして来たので、早速香港店と比較レポートしたいと思います。
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まずは広州の本店から。

蓮香楼本店(LianXiangLou, 蓮香老舗/十甫正舗店)↓
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その先に左手にそびえるオレンジ色の屋根の建物は、前回ご紹介した陶陶居です。

広州市内で月餅店含め20店以上ものチェーン展開をしている蓮香楼。
上下九路の通りにはこの本店以外にも、月餅などのお菓子を売るテイクアウト専門店もあるので初めての方はご留意下さい。


おぉ、香港店の素朴さとは好対照な造りです。
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店内はと言うと、これもまた香港店とは雰囲気が違います。
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店員さんもチャイナドレスを身に纏って雰囲気出てました。

陶陶居程の小綺麗さはありませんが、個室や調度品などからして、接待利用が多いのかもしれません。
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混んでいれば相席になります。

子供用の洗面器の様な入れ物とお茶の入ったポットがきたので、粛々と食器を洗いました(笑)
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あの、香港版蓮香楼ではトレードマークの、蓮の花模様の茶器ではないですね。

こちらが点心メニュー↓
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広東話が主流の広州において、1889年に開業し今に続く蓮香楼本店ですが、メニューや店名の発音は簡体字および普通話になっています。
同じく広東話を話す香港では繁体字が殆どですが、広東省では簡体字の普及が進んでいるそうです…混乱しますね(笑)


さて、それではオーダーした点心はいかに?!


まず始めは何が出てくるかなーと思ったら…

いきなり甜品!

そう、ここ中国では酸いも甘いも順序など関係ないのです。できた順にサーヴされます。。
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実は初挑戦の亀ゼリー。

予想を超える苦さ&不味さだったらどうしよう…と、恐る恐る口にしたところ、濃厚な練乳のお陰なのか、意外に食べられました。
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苦いものが苦手な私ですが、コーヒーゼリーと亀ゼリーなら、迷わず身体にも良いこちらを選びますね。

ただ、かなり胃にズッシリくる重量感。
後々の事を考え、ここは完食を断念しました…

すっかり空腹の胃に練乳がまんべんなく膜を張った頃、お粥の登場です。
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何故いつもの皮蛋痩肉粥ではなく、名前からして意味不明のコレ、"荔湾艇仔粥"なるものを頼んだのか…
何かの胃袋?らしき半透明の皮の様なものが入った、あっさりしたお粥はそれなりでしたけど、亀ゼリーが効いたのか完食は無理でした。。

できれば2品目は、強烈な練乳の甘さに打ち勝つ味の濃いものが良かった(笑)

次は三丝炸春卷↓
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具が少なくて、あーやっぱり"中"カテゴリ(9RMB)の点心だと多くは望めないか…とお得感で注文した自分に反省。。

こちらは鮮虾香茜饺↓
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!これは美味しい~。
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プリッとした海老に、鼻につかない程度のすっきりした香菜の餃子は"大"クラス(11RMB)でありながら満足度大です!

続いて韮菜鮮虾肠 "頂"(16RMB)↓
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トロンとした腸粉(米粉でできた皮)にこれまたプリプリの海老とニラが合います。
欲を言えば、野菜不足になりがちな飲茶メニューなので、ニラをもっと詰め込んでいただけたら、トロン・プリッ・シャキッ、の食感3秒子が揃って最高だと思うんですけどネ。


おなじみ豉味蒸排骨 "特"(14RMB)
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豆豉がアクセントのスペアリブはやっぱりどこでいただいても安定感のある味です。

店名の冠がついた莲香虾饺皇↓
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海老蒸し餃子ですね。
これでもか、と言う程海老系点心をオーダーしてしまいましたが、蒸された皮の中には海老がゴロゴロと詰まっていて、海老好きには満足できる一品。
でも"超"(18RMB)かな…大か特あたりが妥当な感じ。

最後に一品小笼包 "特" ↓ 
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これは衝撃でした…私が今まで食べてきた、口の中で弾ける熱いスープがたぷたぷの、あの小籠包とは似ても似つかない一品です!

コレが広州スタイルなのでしょうか…

うーん…仮にスープが入ってなくて良しとしても、これは皮で包んだシュウマイです。。

赤酢につけていただきましたが不可解な感覚は拭えず。。
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ランチ終了…うーん、期待値が高過ぎたのか、食在広州での本場飲茶としては感動や興奮の無いお店だったと言わざるを得ません(ノ_-。)

シェフがヘッドハンティングされて代わったのかな…

もしくは、この店は中秋節の贈答菓子として中国人には欠かせない月餅(YueBing)で有名なので、その人気にあやかっているのかもしれません。
お店のウェブサイトによると、元々は開業当初、蓮の実の餡を開発して月餅に取り入れ評判を呼び、それがお店の名前と共に広まったそうなのです。
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なら月餅を…といきたいところですが、1個のボリュームが亀ゼリーどころではない重量感のそれに、砂糖や油が大量に入ってカロリーが半端ない上、真ん中に栗ではなく、塩漬けにされた卵が月に見立てて入っている、私にとってはここの"シュウマイ小籠包"より理解し難い国民的饅頭を食べる心の余裕はありませんでした。。

初・広州での飲茶体験はモヤっとして終わってしまいましたが、次に来訪した際は地元の人のご意見を拝聴して再チャレンジしたいと思います!


さて一方。


こちらは香港・セントラルにある蓮香楼(Lin Heung Tea House)↓
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こじんまりしていて、看板が色褪せているせいか、うっかりすると通り過ごしてしまうお店です。

こちらは最近でこそ観光客が増え、近所にもう1店、蓮香居という姉妹店ができた様ですが、元々地元民が通う庶民的な老舗なのです。
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なのでお店の方は広東話オンリー。
庶民価格のお店であるものの、観光客にはハードルの高いお店です。

こちら香港店は当初、1889年創業の本家・広州蓮香楼が1926年に香港に進出した分店だったそうです。その後、1949年に別会社となって、現在はそれぞれ別のオーナーが経営しています。

店名以外、店構えや店内の雰囲気も違うのは別会社だからなのですね。
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↑わかりにくいですが、シーリングファンの他に天井から吊り下げられているのは鳥籠です。
愛鳥家が多いと言われる香港ではその昔、毎朝自慢の鳥を籠に入れて持ち寄り、鳥のさえずりや羽の色を愛でながら早茶をするのが習慣だったと聞くので、その名残りでしょうか。

広州店よりもローカル色の濃い香港店では、店内に入っても丁寧にテーブルまで案内してくれるスタッフはいません。
ここでは自分で空いているテーブルを見つけて座るのが暗黙のルールです。当然相席です。
よって団体で、しかもランチ時に予約して席の確保をするというスマートプロセスは踏めないのでご注意下さい。

点心以外のアラカルトメニュー↓
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他にも、お得なランチメニューやテイクアウトのお弁当(画面右)、午後2時半以降に提供するアフタヌーン(下午)メニュー(画面左上)もあります↓
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今回は画面左下↑の、午後4時まで提供している飲茶メニューです。

もちろん、伝統に倣って洗杯(広東: SaiBui)します↓
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カッコつけて専門用語を使いましたが、いつもの通り衛生対策です。。

お茶は普洱茶にしました。
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畏まったレストランでは、選ぶのに迷う程の茶種や珍しい茶葉がメニューに並んでいるので、飲茶経験初段の私としてはそれも楽しみの一つなのですが、ココは特にお茶のメニューなどあてがわれることなく、「何にする?(決まってるよね?決まってるでしょ!)」と言わんばかりの店員さんに、ここは定番の普洱茶をお願いしたのでした。

外国人にはぶっきらぼうに思える白いYシャツ姿がユニフォームの店員さん達ですが、普通話や英語を話す事がない代わりに、目ざとく地元民と異邦人を見分け、「サイトシーイング?」と声をかけてくれます。

こちらは地元民が使う茶器、蓋碗↓
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めでたく玄人と目された方にはもれなくこの蓋碗でお茶を飲めますが、異邦人または飲茶素人と判断されるとポットが出されます。
ハイ、私もポットです(笑)

ご参考までに、以前にご紹介した蓋碗スタイルでの飲み方もどうぞ。

ポットのお茶がなくなったら、蓋をずらしておけばお湯を足してくれますが、各処に置かれているこのやかんから直接お湯を足す方もいらっしゃいます。
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ざっくばらんに置かれた茶葉と茶器↓
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こちら香港蓮香楼は、今の香港では数少ないワゴン式の飲茶です。
ただ各卓を巡回してくれる訳ではなく、フロアの中央辺りに出来たての点心が積まれたワゴンが運ばれてくるので、店内のお客さんが一斉に集まって取るというスタイル。

点心を取りに行く際はこの伝票を持って行き、ワゴンにいる店員さんからスタンプを押してもらいます。
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"小"が14HKDで"中"は16HKD、"大"18HKDに"特"20HKDとシンプルです。

いよいよ出来たての点心を載せたワゴンが出てきた様です!
一斉に皆の視線がワゴンへ↓
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湯気出てます♪
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隅っこの方のテーブルだと完全に出遅れ、残り物しか選べないので、席は厨房の出口前からフロア中央付近が狙い目です。

戦利品↓
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上の2品はメジャーな豉汁蒸排骨と焼売(共に"大")、そして下の点心は初めてです。

この点心、メニューを見てもどれだか料理名が分からないのですが、とにかく美味!
お店のシャビーシックな雰囲気とは裏腹の繊細な味付けと旨味に感動します。
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この海綿のような、スポンジのような物体から、ジョーッと勢いよくだし汁が溢れます!
ジュワッではなくジョーッなのです(笑)

この謎の物体…何でしょう?

次に出てきたワゴンは甜品でした↓
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香滑馬拉糕(美味しくて口当たりの良いマーラーカオという意味かな?)と蛋黄蓮蓉飽(共に"小")。

蛋黄蓮蓉飽はとっても滑らかでねっとりした餡の中に塩漬けの卵黄が入っていて、フワフワのバンズと三味一体の美味しさです。
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月餅は食わず嫌いの私でもコレには恐れ入りました。

厨房付近の様子↓
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今回は飲茶メニューが終わる直前にお邪魔したので、残念ながら写真の5点のみでしたが、それでも満足度は広州店を凌ぎます。
香港店では件の小籠包を始め、広州店と同じ点心を豆豉蒸排骨以外食べていないので、決して公平な比較ではありませんが、私の中では少数精鋭な香港店に軍配が上がりました。

次に伺う時はこの名物料理にチャレンジしてみよう♪
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1F(GF)は本家と同様菓子売場になっています↓
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ところで昨年、悲しい事に、この香港店が本家を訴えるという訴訟問題があったそうです。
香港店でも人気且つ蓮香楼と言えばコレと言われる月餅の商標権の争いで、過去に分家した際に、「お互いの陣地で商売しない」という紳士協定があったそうなのですが、代が変わるにつれうやむやになっていた様ですね…


夫婦喧嘩と夏の餅は犬も食わぬ…とは言ったものですが、この争いと月餅は私も食べません…( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


【蓮香楼(広州本店)】
アドレス:広州市荔湾区第十甫路67号
アクセス:地下鉄「長寿路」駅下車AもしくはD2出口から徒歩約7分またはタクシーで上下九路入口で下車し歩行街を徒歩約5分
営業時間:07:00-22:00
平均単価(飲茶):70RMB
TEL:8181 3388
URL→ www.lianxianglou.com/map.html

【蓮香楼(香港店)】
アドレス:香港 中環威靈頓街160-164号
アクセス:MTR上環駅 出口徒歩約3分
営業時間:06:00-23:00(飲茶06:00-16:00)
平均単価(飲茶):60HKD
TEL:2544 4556








ハオチー♪
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