SUSHI、RAMENに続くブームは? | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

TONKATSUかも?!
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中国のマクドナルドでは豚カツバーガーが期間限定で展開!

「とんかつ」がそのまま日本語で、中国で市民権を得ている事に軽く驚きました。
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"カツ"感はやや物足りないですが(笑)、DNAに馴染んだ食べ物は気持ちが安らぎます。

大袈裟だと思われるかもしれませんが、海外にしょっちゅう仕事で行く方や、そこで生活している日本人にとって、日本のソウルフードの充実度は死活問題なのです。

お隣の香港であれば、自由貿易の強みから日本の食材が豊富に集まり、日系企業の飲食店もバラエティ豊か。

香港にある豚カツ屋「梅林」↓
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深圳はそんな国際都市・香港と陸続きなので、まるで埼玉県民や川崎市民が「新しくオープンした代官山のパンケーキ食べに行こう♪」と出掛ける感覚で香港の日本食屋さんに行けるのです。

とはいえ、豚カツを食べにわざわざパスポートを持って国境を越えるというのも、考えてみれば大層な事…
でも、そうしなければならない位、深圳にはまだまだ豚カツ一本で勝負している専門店は少なく、リピートしたいと思える味に出会えていませんでした。

堂本家がオープンするまでは。
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一介の豚カツ職人が一念発起してできる規模を、はるかに超えたキャパシティの店内↓
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2Fもあります。
堂本家さんの詳しい内装はこちら→http://smooth-design.cn/cn/?portfolio=2012-05

豚への並々ならぬこだわりがあるようです↓
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豚だけでなく豚カツに関わる全ての材料にも配慮している模様↓
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メニューも日本のそれと遜色ないですね。
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カジュアルなプライスもツボを押さえてます。

豚カツ屋さんなら常識と言いたいアノおかわりシステム、なんとここ堂本家ではキャベツだけでなく、ご飯に汁物、更には3種もある付け合わせまでおかわりできちゃうのです!
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ご飯は白米と雑穀米が選べるのも心憎い!

ある日の付け合わせ↓
枝豆とキムチとオクラ。
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汁物は豚汁でしたが、これだけ充実したサービスなのに、具の豚肉をケチらない太っ腹振り。

ここ堂本家の良いところは、その、消費者に寄り添ったサービスにあると思います。

サイドディッシュの選択肢やおかわりだけでなく、胡麻にすり鉢が用意されていたり、
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お茶は鉄瓶で温度が長持ちします↓
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キャベツは始めからおかわりしやすいように、大きなボウルに山盛りで提供してくれます↓
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キャベツ係の店員さんがなかなか気付いてくれなかったり、おかわりの声掛けが面倒な時、ありませんか(笑)

そして、豚カツが初めての外国人にも優しい、食べ方ガイドまで用意している手厚さ!↓
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驚く事に、堂本家は台湾の企業が運営しているそうです→http://www.caipu100.com/shownews.asp?Id=469

親日家が多い国だとは耳にしますが、ここまで他国の料理を徹底してマスターし、且つ中国で日本のソウルフードを啓蒙してくださるなんて!
自社の利益故の選択ではありましょうが、天晴れです。

深圳にはもちろん、志の高い日本人によるオーセンティックな和食屋はありますが、やはりまだなんちゃって和食が多いのが実情です。

日本食が恋しくなってよく調べずに暖簾の掛かったお店に飛び込むと、お箸が垂直にセットされたお膳だったり、お味噌汁にスプーンが添えられていたりと、適当に会得した、もしくはその人その土地流にアレンジした、日式と呼ばれる生粋ではない"和っぽい"料理を体験する事になります。

カリフォルニアロールみたいに独特なジャンルとして確立したケースもあるので、一概に否定はできませんけどね。

その点、てっきり地方で台頭するとんかつチェーン店が、第2の味千拉麺になるべく中国に進出してきたのかと勘違いした程、ここ堂本家は丁寧に"とんかつ屋さん"を具現しています。

定番のロースカツやカツカレーといったガテン系メニューだけでなく、女性も喜ぶ見せ方を心得たセット↓
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少しずつ&色々、というのが好きですよね(笑)
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いつ来ても繁盛している様子なのに、既存メニューに甘んじる事なく季節メニューで切磋琢磨も欠かしてません↓
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この日の付け合わせは大根の漬物にキムチ、黒豆!
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日本でも最近、牛丼ならぬ豚カツ戦争が和幸やさぼてん等の大手チェーンを中心に勃発しているそうですね。
ラグジュアリー商業施設・六本木ヒルズに最近オープンした、高品質ブランド豚を提供するセレブなトンカツ屋・豚組も話題です。

日本で凌ぎを削るのもいいですけど、中国に進出したら面白い事になりそうです。
個人的にはミルフィーユとんかつのキムカツと、箸で切れる柔らかとんかつのまい泉が深圳でいただけたら嬉しいな…

緻密なマーケティングをすると言われるマクドナルドが、中国で豚カツバーガーを展開する位ですから、需要あると思うんですよね。
中国人は豚肉好きが多いですから♪


【堂本家】
アドレス: 福华一路3号怡景中心城広場L楼1011号
アクセス: 地下鉄「会展中心」駅B出口徒歩約5分
営業時間: 11:30-22:00
平均単価: 75RMB(終日)
TEL: 0755 8280 1086







名バイプレーヤー!
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