中薬を煎じる | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

昨年、蟹!蟹!と騒いでいた私ですが、実は甲殻類アレルギー保持者。。

何故か冬になると痒くなってしまうので、日本にいた頃は目黒にある評判高き皮膚科に通いながら、大好きなエビ&カニに舌鼓を打っておりました。

中国でも困る事の無いよう、昨年の日本出発前にその皮膚科へ駆け込んだのですが、不運にもその日の診療を終了した直後…

全国から評判を聞いてやってくる患者さんでいつもいっぱいのこのクリニック、予約制じゃないので受付してから毎回最低でも2時間は待つのですが、そんな患者さんも1人しかいない状態だったのと、処方箋が必要なだけだったので、受付の方に粘って交渉してみたものの、なんとも冷ややかでツレナイ対応。。

その日を最後に社会保険が使えなくなるので、本当にあの血も涙もない態度に打ちのめされましたぁ…
(院長先生はステキなおじいちゃまなんですけどね)

そんなこんなで不安を伴いつつ深圳に来た私ですが、知り合いのツテでご実家が香港で薬局を営む方から、甲殻類アレルギーに効くという薬を手に入れる事ができました!

捨てる神あれば拾う神ありですね。

香港を含む中国では、漢方薬とは言わず、中薬と呼ぶそうです。
漢方医学(または東洋医学とも)は、中国から入った医学を日本が独自に発展、完成させたという医学。
なので中国医学(通称: 中医)と漢方は、生薬を使っている事こそ共通していますが、似て非なるものだとか。

ツムラの漢方薬しか知らなかったので、その香港の中薬をいただいた時はビックリしました。

だってこんな状態↓なんですもん。。







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いつの時代?!

錠剤や粉末になったものじゃないのですね…

大丈夫なんだろうか…と思いつつも、拾ってくれた神様を信じ、包み紙に書いてあった手順で煎じてみることに。
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分量がざっくばらん(笑)

一先ず3分の1の量の薬草と、お茶碗5杯分の水を小鍋に入れて煮出します。
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いい匂いとも、臭いとも言えない、防虫効果まで発揮しそうな薬草独特の香りがキッチンに充満してくると、煮詰まって次第にドロドロした液状に仕上がりました。

これを毎朝1週間かけて飲みましたが、飲んだ直後に飴かチョコレートを舐めないと、その日一日ブルーな気分です。。


…しかしながら効き目はバツグン!


中国医学の歴史と生薬の力もなかなか凄いですょ。
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