本家の澳門(マカオ)で食べていないのに恐縮ですが、甘いものに目がない…という程の甘党ではない私がはまったエッグタルト(蛋撻)について。
私は過去、香港に何度か渡航してきたのに、エッグタルトなるものを深圳に来るまで食べたことが無かったのですが、初めて口にした時の衝撃と感動は今でも尾を引いています。
歳を重ねてきた最近は和菓子寄りの嗜好だったのにもかかわらず!
これをきっかけに、香港だけでなく深圳でも美味しいエッグタルトを見つけようと、エッグタルトの看板やパン屋を見かけては食べ続けてきました。
おかげでエッグタルト太りです。。
さて、エッグタルトはマカオに本店があるLord Stow's Bakery(安徳魯餅店)のイギリス人オーナー、Andrew Stowさんが開発者として有名ですが、そのルーツはポルトガルです。
ポルトガルの修道女がパステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)というカスタードクリーム入りのタルトを発明したのが最初なんだそうです。
by Foter.com
それを英国流にアレンジしたのがアンドリューさんなんですね。
私はマカオの本店には行った事が無いのですが、香港はエクセルシオールホテル(怡東酒店)内にあるカフェでいただきました。
EXpresso
ここのエッグタルトは、サクサクでパリッとしたパイ生地に、フルッとした儚い食感の滑らかプリンのようなフィリングが特徴で、優しいカスタードの風味が、卵で育ってきた人間なら誰しもホッとする味です。
なんで今まで出会わなかったのだろう!
迂闊でした…
実は日本でも、関西圏のみでこのアンドリューのエッグタルトを扱うお店があるそうですが、是非とも全国展開していただきたい。
日本に帰国する度に、エッグタルトをお土産に持って帰りたいのに、賞味期限の短さに断念している私です。
自宅で美味しく食べるヒント↑
それこそ、なめらかプリンがとっても美味しいPastelさんに作っていただけたらこの上ない喜びです♪
ところで香港では、エッグタルトはいくつか種類があります。
生地がパイ生地(酥皮)のものとクッキー生地(曲奇)のもの。
そして表面を軽く焼いているものとそうでないもの。
大別するとこんな感じで、後はトッピングにピーチなどのフルーツを合わせたり、フィリングにチーズやチョコでアレンジしたものがあります。
私は断然パイ生地に表面をこんがり焼いたポルトガルタイプ(葡式)のエッグタルト!
表面の焦げ目がクリームブリュレのように香ばしく、カラメルのように一瞬舌の上で糖度が高まり、中味のマイルドなカスタードとバター風味のパイ生地を引き立ててくれているのです。
オーダーする時は、「葡撻(広東語: PouTaat)」と言わなければなりません。。
…ちなみにルビをつけるとすれば、「ポウタッ」デス。。
(広東語の発音って難しい…)
本題に戻しますと、このアンドリューのエッグタルトと同等、またはそれ以上の味を求めて、香港と深圳でいくつか食べ比べてみました。
香港の茶餐廳のエッグタルト↓
2個+ミルクティーのセットで20HK$(永興茶餐廳)
生地がホロホロと崩れやすいのですが、そんな触感もまたオツです。
が、喉に詰まりやすいのでミルクティー必須(笑)
逆に言うと、ミルクティーとの相性を考えて作られたエッグタルトです。
香港の大手ベーカリーチェーン↓
イギリス植民地時代のラスト・ガバナー、パッテン総督も大ファンだったという触れ込みが効いているのか、飲茶で人気のレストランなどを展開する稲香グループ傘下となったからか、香港内でのシェアが高いこの泰昌餅家(タイチョンベーカリー)。
タルトにうっすら塩味が効いているのですが、フィリングはパンチに欠けややあっさり味。
パッテンさんとは好みが違う事が判明しました。。
深圳のエッグタルト専門店・天美汇(TianMeiHui)↓
TVでも紹介されていたので期待したのですが、タマゴプリン度が強いかな…
好みが別れる味です。
深圳の外国人御用達スーパーのベーカリー↓
一口食べるとくっきり歯型が残る程、フィリングが固めの昔プリンのような懐かしい触感。
などなど、まだ他にもちょこちょこと食べてきましたが割愛します。
結果、香港ではやはりLord Stow'sが断トツ。だと思います。
次点として、香港人オススメのこのお店を。↓
King Bakery(蛋撻王)
葡式なのにおコゲが弱いところが惜しいのですが、フィリングが卵の限界?までみずみずしくフルフルなので、がんばった大賞という感じでしょうか(笑)
しかもここのエッグタルトのパイ生地は驚異の384層!
脇役の生地にもこだわってます。
ちなみに今は北海道ミルクタルトがニューリリース中です♪
牛乳プリン好きにはたまらないでしょう。
ということで、香港島ならLord Stow's Bakeryで九龍&新界側ならKing Bakeryもアリかと。
(しかしながらKing~は観光客賑わうエリアに店舗があまりないのです…
知る人ぞ知るですかね)
所変わりまして、深圳ではどこが一番美味しかったかというと、
なんと。
アノ。
世界のファストフードチェーン、
ケンタッキー!
実はここのエッグタルトはアンドリューのものとソックリ!
トロフル!
その訳は…↓
ナルホド~、アンドリューさんの奥様、マーガレット(瑪嘉烈)さんからレシピを買ったわけですねぇ。
(それにしても安徳魯に瑪嘉烈…こちらの当て字文化は興味深い)
日本のKFCさんでも是非お取り扱いをお願いします!
実は、深圳のKFCだけでなく、香港のKFCでも同様だったので(笑)、もうマカオどころかエクセルシオールまで行かずとも、どこでもあの味が手に入るわけです。。
KFC香港のエッグタルト↑
これに気付くのにどれだけ食べたのだろう…
Lord Stow's Bakery(マカオ本店)
http://www.lordstow.com/
Lord Stow's Bakery(香港)
1個9HK$(6個セットで48HK$)
http://www.mandarinoriental.co.jp/excelsior/fine-dining/expresso/
蛋撻王
1個6HK$
http://www.kingbakery.com.hk/
KFC
香港: 1個6HK$
深圳: 1個6.5RMB(2個9.5 / 6個28.5)
http://www.kfchk.com/en/menu/snacks.html
※上記単価は葡式蛋撻のみです
私は過去、香港に何度か渡航してきたのに、エッグタルトなるものを深圳に来るまで食べたことが無かったのですが、初めて口にした時の衝撃と感動は今でも尾を引いています。
歳を重ねてきた最近は和菓子寄りの嗜好だったのにもかかわらず!
これをきっかけに、香港だけでなく深圳でも美味しいエッグタルトを見つけようと、エッグタルトの看板やパン屋を見かけては食べ続けてきました。
おかげでエッグタルト太りです。。
さて、エッグタルトはマカオに本店があるLord Stow's Bakery(安徳魯餅店)のイギリス人オーナー、Andrew Stowさんが開発者として有名ですが、そのルーツはポルトガルです。
ポルトガルの修道女がパステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)というカスタードクリーム入りのタルトを発明したのが最初なんだそうです。
by Foter.com
それを英国流にアレンジしたのがアンドリューさんなんですね。
私はマカオの本店には行った事が無いのですが、香港はエクセルシオールホテル(怡東酒店)内にあるカフェでいただきました。
EXpresso
ここのエッグタルトは、サクサクでパリッとしたパイ生地に、フルッとした儚い食感の滑らかプリンのようなフィリングが特徴で、優しいカスタードの風味が、卵で育ってきた人間なら誰しもホッとする味です。
なんで今まで出会わなかったのだろう!
迂闊でした…
実は日本でも、関西圏のみでこのアンドリューのエッグタルトを扱うお店があるそうですが、是非とも全国展開していただきたい。
日本に帰国する度に、エッグタルトをお土産に持って帰りたいのに、賞味期限の短さに断念している私です。
自宅で美味しく食べるヒント↑
それこそ、なめらかプリンがとっても美味しいPastelさんに作っていただけたらこの上ない喜びです♪
ところで香港では、エッグタルトはいくつか種類があります。
生地がパイ生地(酥皮)のものとクッキー生地(曲奇)のもの。
そして表面を軽く焼いているものとそうでないもの。
大別するとこんな感じで、後はトッピングにピーチなどのフルーツを合わせたり、フィリングにチーズやチョコでアレンジしたものがあります。
私は断然パイ生地に表面をこんがり焼いたポルトガルタイプ(葡式)のエッグタルト!
表面の焦げ目がクリームブリュレのように香ばしく、カラメルのように一瞬舌の上で糖度が高まり、中味のマイルドなカスタードとバター風味のパイ生地を引き立ててくれているのです。
オーダーする時は、「葡撻(広東語: PouTaat)」と言わなければなりません。。
…ちなみにルビをつけるとすれば、「ポウタッ」デス。。
(広東語の発音って難しい…)
本題に戻しますと、このアンドリューのエッグタルトと同等、またはそれ以上の味を求めて、香港と深圳でいくつか食べ比べてみました。
香港の茶餐廳のエッグタルト↓
2個+ミルクティーのセットで20HK$(永興茶餐廳)
生地がホロホロと崩れやすいのですが、そんな触感もまたオツです。
が、喉に詰まりやすいのでミルクティー必須(笑)
逆に言うと、ミルクティーとの相性を考えて作られたエッグタルトです。
香港の大手ベーカリーチェーン↓
イギリス植民地時代のラスト・ガバナー、パッテン総督も大ファンだったという触れ込みが効いているのか、飲茶で人気のレストランなどを展開する稲香グループ傘下となったからか、香港内でのシェアが高いこの泰昌餅家(タイチョンベーカリー)。
タルトにうっすら塩味が効いているのですが、フィリングはパンチに欠けややあっさり味。
パッテンさんとは好みが違う事が判明しました。。
深圳のエッグタルト専門店・天美汇(TianMeiHui)↓
TVでも紹介されていたので期待したのですが、タマゴプリン度が強いかな…
好みが別れる味です。
深圳の外国人御用達スーパーのベーカリー↓
一口食べるとくっきり歯型が残る程、フィリングが固めの昔プリンのような懐かしい触感。
などなど、まだ他にもちょこちょこと食べてきましたが割愛します。
結果、香港ではやはりLord Stow'sが断トツ。だと思います。
次点として、香港人オススメのこのお店を。↓
King Bakery(蛋撻王)
葡式なのにおコゲが弱いところが惜しいのですが、フィリングが卵の限界?までみずみずしくフルフルなので、がんばった大賞という感じでしょうか(笑)
しかもここのエッグタルトのパイ生地は驚異の384層!
脇役の生地にもこだわってます。
ちなみに今は北海道ミルクタルトがニューリリース中です♪
牛乳プリン好きにはたまらないでしょう。
ということで、香港島ならLord Stow's Bakeryで九龍&新界側ならKing Bakeryもアリかと。
(しかしながらKing~は観光客賑わうエリアに店舗があまりないのです…
知る人ぞ知るですかね)
所変わりまして、深圳ではどこが一番美味しかったかというと、
なんと。
アノ。
世界のファストフードチェーン、
ケンタッキー!
実はここのエッグタルトはアンドリューのものとソックリ!
トロフル!
その訳は…↓
ナルホド~、アンドリューさんの奥様、マーガレット(瑪嘉烈)さんからレシピを買ったわけですねぇ。
(それにしても安徳魯に瑪嘉烈…こちらの当て字文化は興味深い)
日本のKFCさんでも是非お取り扱いをお願いします!
実は、深圳のKFCだけでなく、香港のKFCでも同様だったので(笑)、もうマカオどころかエクセルシオールまで行かずとも、どこでもあの味が手に入るわけです。。
KFC香港のエッグタルト↑
これに気付くのにどれだけ食べたのだろう…
Lord Stow's Bakery(マカオ本店)
http://www.lordstow.com/
Lord Stow's Bakery(香港)
1個9HK$(6個セットで48HK$)
http://www.mandarinoriental.co.jp/excelsior/fine-dining/expresso/
蛋撻王
1個6HK$
http://www.kingbakery.com.hk/
KFC
香港: 1個6HK$
深圳: 1個6.5RMB(2個9.5 / 6個28.5)
http://www.kfchk.com/en/menu/snacks.html
※上記単価は葡式蛋撻のみです