misocooooooool !! | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

食を堪能するならやっぱり、お隣の香港の方がまだまだアタリのお店は多いのが現状。
スイーツもしかり。

先日、香港の尖東駅から尖沙咀駅へ通じる地下道を歩いていた時に偶然発見したお店、「misocool」。
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ナゼ、味噌…?


このお店、英皇集団(Emperor group)という、カジノやホテル・不動産、宝飾品から出版などを手がけている香港の巨大企業が運営しています。
だからでしょうか、名前の付け方が斬新。日本人ではなかなか味噌をcoolと捉えない(笑)。

和食のお弁当やラーメンがメインのお店ですが、フローズンヨーグルトも売っています。
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名前がクールじゃないので期待しないで食べてみたんですけど、意外にとっても美味しかった!
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もちろん日本だったら、乳脂肪分タップリの風味豊かで濃厚なソフトクリームは至る所で味わえますが、中国に来て初めて美味しいソフトクリーム(フローズンヨーグルトですけど)を口にしたので、このお店は私にとってかなりcoolデス。

好みもあると思いますが、深圳のフローズンヨーグルトとはやはり牛乳が違うのかな?
ヨーグルトも元は牛乳ですしね。朝食に欠かせないヨーグルト、中国のスーパーでは「酢牛乳」として売られています。

中国のヨーグルト↓
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日本のナチュレをもう少し発酵させた感じに近いかも。


深圳の5つ星ホテルと言われるパティスリーのスイーツでさえ、生クリーム、つまり牛乳の質がまだまだ発展途上と感じる次第です。
こちら深圳で欧米文化を取り入れたパティスリーやブーランジェリーで、シュークリームやプリン、リングドーナツを見かけると、期待してついつい買ってしまいますが、フランスや日本のそれを期待してはいけません。
(先ほどの牛乳の他に、砂糖もイマイチで雑味を感じます。そしてプリンやゼリーは寒天のようです。。)
日本人は日本にいながらにして世界各国の一流と言われる料理人の料理を親しむことができるのと、また、飽食の時代と言われてから新たな味や食感の開発にフードビジネス界が切磋琢磨してくれているおかげで、味覚は複雑且つ敏感なのかもしれませんね。

見た目で買って失敗したシュークリーム↓
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中身はバタークリームでした。。


ただ、テンションが下がる一方で思うのは、トロけるプリンとかジュレとか、技術的に難しいものではないはずですし、中国のスイーツ文化はきっと今の中国人の嗜好に合わせたものなんだと思います。
その国の食文化は長年の、民族の生活習慣が積み重なって、その土地特有の環境の中で生まれ今に至っています。
酪農が盛んだった土地の牛乳やチーズは美味しいし、より美味しくするために研究開発され、支持されないモノは淘汰されていきます。
今までそのような食材が食文化にない民族は、それを食べつけていないため味覚が鋭敏でなく、どんな牛乳やチーズが美味しいのかという価値基準がまだ曖昧なのかもしれません。
同様に、その外国の酪農家やチーズ好きが、中国の腐乳の味を理解できるかどうかは微妙です。異文化特有の味を初めて口にして美味と感じる人は潜在的にかなりの「通」なんだと思います。

その点、香港は古くはイギリス領土、昨今ではグローバルビジネスの拠点として盛んであるせいか、質の良い食材や技術を持った人材が豊富ですね。
経済発展目覚ましい深圳のこと、そして世界ブランドのホテルもその名前を冠して深圳に存在する限り、そう待たずしてその質を底上げしてくれることでしょう!!

とは言え、フローズンヨーグルトが食べたくなったら、当分国境を渡ってmisocoolへ行こうと思っている私デス。。

店名: misocool
住所: Shop B231-B233, K11, 18 Hanoi Road, Tsim Sha Tsui (尖沙咀河內道18號K11購物藝術館B231-B233舖)
※他にセントラルやコーズウェイベイにも支店あり
TEL: 3122 4477
http://www.emperorgroup.com/page.php?p_id=9429