相場師朗さんの本やネット記事を見ていると
「くちばし」「逆くちばし」という
独特な言い回しが出てきます。
ゴールデンクロス(GC)デッドクロス(DC)とも
違うようです。
備忘録としてネット記事を引用し、
まとめ直しました。
【くちばし】
くちばしとは、上図の赤丸が示している部分のこと。鳥のくちばしをイメージ
くちばしの場合は、上を向いている20MAを5MAが下から交差して上に抜いていく状態で、鋭角な三角形を描き鳥のくちばしのようなイメージ
上昇局面に向かう強い勢いがあるときはくちばしの状態になりやすく、株価が大きく値上がりする際の最初の部分はほぼくちばしの状態に。
また、図を見てわかるように、くちばしの直前には「下半身」が出現することも多く強い上昇局面に繋がりやすくなります。
下半身が出て、くちばしが出現するようであれば買いを検討してみてもよい。
《注意点》
GCは株価が下落した後に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜ける状況のこと。
長期の移動平均線が下落傾向の時に短期の移動平均線が上抜けた時でも該当。長期の移動平均線が下落しているということは、大局的な流れとしてはまだ下落傾向にある可能性が高く、それに釣られて株価が下落してしまう可能性も大いにあり。
【逆くちばし】
逆くちばしは、くちばしとは逆に下落に向かうシグナル。
上図で示した赤丸のように、20MAを5MAが下回り、強い下落へと繋がっていく。くちばしと同様に、逆くちばしができる直前には「逆下半身」ができやすいので、逆下半身の後に逆くちばしのシグナルが出てきたら「空売り」を検討。
《注意点》
DCは、株価が上昇した後に短期の移動平均線を長期の移動平均線が上から下に抜けていく状態。
長期の移動平均線が横ばいや上向きの時でもデッドクロスとなるため、上昇局面でたまたまデッドクロスが発生したときなどに空売りをしてしまうと、株価が逆方向に動いてしまうこともあり。


