勉強会に行くために乗った電車で
乗客の一人が倒れたらしく
電車が駅で、しばらく立ち往生した。
私の前の席の2歳くらいの女の子は
見送りに来てくれた、ジイジとバアバに
車内から手を振って「バイバイ」するのを
楽しみにしていたようだ。
でも
その病人騒ぎに、結構時間がかかってしまったので
ジイジとバアバは、出発前に、帰ってしまったらしい。
20分後くらいに、電車は動き出したが
その女の子は、望み通りの「バイバイ」が
出来なかったので、怒って泣き叫び始めた。
「ばぁば、ちゃーちん(←意味不明)」
というフレーズを、時にはつぶやくように
時には、声が枯れるほど激しく
繰り返しながら、果てしなく泣いていた。
何を言おうが、やろうが、止まらない。
・・・こういうシチュエーチョン
ものすごく身に覚えがあるわぁ・・・
ああいう時の、つまり駄々をこねる時の、
子供のエネルギーは、計り知れない。
うちの娘も
ものすごい声量で、しかもそれを保ちながら
30分とか、平気で、泣き叫んでいたものだ。
3・4歳くらいまでは、本当に、凄まじかった。
そのお母さんは、ただただ優しく
女の子の事を、なだめていたけど
当時の私だったらテンパってしまって
優しくなだめるなんて、出来なかったよなぁ・・・
このお母さんは、えらいなぁ・・・
と、感心していたら
女の子が
「・・・てぃっしゅーー。」
と、つぶやいたのが聞こえたので
すかさず、私、そのお母さんに
「はいっ、ティッシュ!」
と、ティッシュを手渡してあげた。
・・・だからと言って
泣き止んだわけじゃないけど(笑)
真っ赤な目をして、
お母さんにギュっとつかまって
泣き疲れたのか
寝落ちしそうな様子の女の子・・
安心しきっているように見えた。
それを見て、
なんだかこちらまで安心して
じんわりきてしまった・・・。
私の中の氷が1つ
溶けたような気がした・・・
この出来事だけ取っても
今日の勉強会
行く意味があったなぁ
★生きとし生けるものが幸せでありますように★