女性は特にだと思うけど
代表的な〝星占い〟から始まって
手相とか、四柱推命とか、いろいろな
「占い」が好きだという人は多いですね。
私も若い頃は、流行りの占い師の所に
友達と一緒に行ったりしたものです。
好きな相手が自分をどう想っているか
自分は将来どんな風になるのかとか
だいたい、そんなような事が知りたくて。
今考えれば、バカとしか言いようがない。
そもそも〝占い〟などという
不確かで絵空事のようなものを
興味本位とはいえ、信用していた
自分のアホさ加減を心底恥じます。
予言が当たったとか過去を言い当てたとか
芸能人も占ってもらった有名な占い師だとか
高額でも、遠方でも、足を運んで占ってもらう人
なんでも占いで決めてしまうような人は
「こうであって欲しい」「こうなって欲しい」
という希望・願望系の強烈な欲を持っているから
その通りの予言をしたり、願望を実現させる方法を教えてくれたり
夢がかなったような気分にさせてくれる占い師が大好きなのです。
仏教に出会い
お釈迦様の〝神通力〟について学んだりすると
鍛え上げられた心が持つ崇高なパワーの存在を
知ることが出来ます。
私は、占い師の延長線上にいる
〝凡人には見えない世界〟が見えるという
能力を持つ人達とも関わった経験がありますが
彼らはとても曖昧で、混乱していて、非論理的で
利己的であり、我欲と、怒りに、まみれていました。
その能力自体はきっと、彼らが今世または過去世で
修行をし、苦労して得た力なのでしょうけど
お釈迦様の神通力とはかけ離れた邪なものです。
そして、彼らは、その力の使い方を間違っていました。
彼らと離れてみて、より一層そのことが明確に分かります。
人々の欲や恐怖心に働きかけて
そこから離れなくさせてしまう占いや宗教は
悪だと思います。
占い師や宗教家でなくても
「気の流れが良くない」から
「家におばけがいる。おばけが見える」から
と、人々の恐怖心を駆り立て
ちょっとした神通力もどきを使って
「私が、なんとかしてあげます」
と、人々を自分に依存させて離れなくさせる
霊能者みたいな人も悪だと思います。
だって、お金を請求されちゃう場合が多いですから。
騙されないためには
自分が心を鍛えるしかありません。
邪な方向にではなく、正しい方向に。
★生きとし生けるものが幸せでありますように★