表銀座を縦走
9月の3連休、さらに代休で4連休となりました。
そこで、山中2泊3日(+予備日1日)で表銀座を縦走することにしました。
今回は久しぶりの単独行です。
9月15日(土)
4:10に新大阪発の夜行バスが穂高駅に到着。
ここから5時発のバスで中房温泉に向かう予定でしたが、運よく3人連れの予約したタクシーに分乗させてもらえました。
5:40中房温泉から合戦尾根を登って燕岳を目指します。
見通しがない樹林帯の急登を約2時間半、合戦小屋に到着しました。
ここは売店営業のみの小屋でスイカが名物です。
合戦小屋から先は森林限界が近づき徐々に視界がよくなります。
8:50燕山荘前に到着、ザックをデポして燕岳へ向かいました。
折り返していよいよ稜線を歩きます。東側からガスがかかってきました。
思ったよりアップダウンの多い稜線で結構疲れます。
階段を少し登ってから分岐を左側にまいて登って行きます。
ガスで見通しがほとんどない中をだらだらと登ること30分。
12:00大天荘に到着、本日の宿泊地です。
9月16日(日)
3:00に起床、といっても3畳に6人寝るという状態で部屋が暑くてほとんど眠れませんでした。
4:30に朝食をいただき、ご来光を見に大天井岳へ。
目を反対側に移すと、モルゲンロートの槍ヶ岳が。
しばし景色を楽しんだ後、6:00に出発。いよいよ表銀座の正念場のルートに入ります。
小屋で親しくなった28才の若者と34歳のオジサン予備軍と3人で行くことなりました。
それぞれ単独行で初めての槍とのことでした。
赤岩岳付近の展望は最高、槍穂高連峰の眺めに見とれて足を止めることも多くなります。
8:30ヒュッテ西岳に到着、持参したパスタで昼食です。
9:00に再出発、西岳から水俣乗越まで一気に200mほど下ります。
鎖もある切れ落ちたルートですが、意外と足場がしっかりしており難なくクリア。
岩を右にまいて登って稜線に出ます。目指す槍がかなり近くになりました。
この先の東鎌尾根は足場はしっかりしているものの、やせ尾根部分も多く、慎重に進みます。
途中、両側の切れ落ちたやせ尾根へ2段の梯子で下ります。
急な岩尾根を息を切らせながら登ります。
11:15ヒュッテ大槍に到着、ここまでくればもう着いたも同然です。
11:30再出発、岩尾根を歩くこと約50分、12:20槍ヶ岳山荘前に到着。
宿泊手続きをすませて少し休んでから穂先を目指しました。
さすが3連休、ものすごい行列ができています。
聞くところでは往復4時間かかった人もいるとか。覚悟して並びました。
2:10に並び始めて4:30にやっと穂先の取付部まで進みました。
ここで5:00の夕食の人達が大勢あきらめて帰ってきました。
5:00頃、やっとスムーズに進み始めました。
動き出すと20分程でてっぺんに到着、祠の前で記念撮影です。
西が晴れて東がガスでつつまれているため、珍しい影槍を見ることができました。
小屋に戻って食事をいただき、男3人で酒を少々たしなんで9:00に消灯。
昨夜の寿司づめで暑い部屋にこりた我々は布団を通路に持ち出して寝ることにしました。
トイレ前の空間が最も広くスペースも広かったため布団を並べて眠りました。
非常に快適ぐっすり眠ることができました。
ちなみに我々以外にも玄関や土間やあらゆる所で布団をひく人達が数知れず。
9月の連休は一年で一番混雑する時期のようです。
9月17日(月)
3:00起床、4:20に上高地へ向かって下り始め、11:50上高地に到着しました。
さすが観光地だけあってお洒落な格好な人達が多く、我々のような山登りの格好の人間が逆に浮いてしまいました。
穂高連峰も何とか雲に隠れず見ることができました。
食堂でカツ丼をいただき、バス、松本電鉄と乗り継ぎ松本へ。
大阪直行の臨時特急しなので帰ったのですが、満席で名古屋まで立ちっぱなしでした。
20:00頃に帰宅、久しぶりの縦走でかなりくたびれました。
予備日の1日は家で昼まで寝ることにして就寝しました。
※年齢のせいか、結局8:00に起きてしまいました。もったいない。