UNICORN
『I LOVE UNICORN.~FAN BEST~』
2009年3月発売
UNICORN
『シャンブル』
2009年2月発売
「買うんかなー」という思いすらあったという(ライナーより)、ファン選曲のベスト盤。曲も前の『Very Best~』と被ってはいるが、とはいえ「車も電話もないけれど」等のアルバム曲が入っているのは有り難いし、何より楽曲各々のオリジナリティが全く色褪せないことが、改めて嬉しい。15曲中、『服部』『ケダモノの嵐』『ヒゲとボイン』からの楽曲が多め(この辺がアルバムとしても人気なのかな)。十数年前に「ヘッドフォンで聞く」ことに馴染みのなかった人なら、blu-specでクリアになった音だけでも新鮮な感動を覚えるはず。とりわけ圧巻なのは(意外に人気のあった)「PTA ~光のネットワーク~」。歌い方までそっくりなTMNテイストと子ども目線の妙に主張的な歌詞が、今だからこそいろんな意味で衝撃。
カウベルの抜け具合が最高な「WAO!」、テッシーがイキイキしてる「オッサンマーチ」、同郷のPerfumeを意識した!?「キミトデカケタ」などなど、個性も遊び心も光る、オッサン5人の16年ぶりのニュー・アルバム『シャンブル』。付属のDVDには、(秘密裏の作業だったため)ホーンも自分達で入れるという試行錯誤を重ねた「最後の日」の一部始終や、メンバーのインタビューなど貴重な制作風景を収録。とりわけ驚きなのは、皆が皆、ハイテンションでイケイケなこと! もしかしたら、 新曲よりもDVDの方がファンのライブ熱に火をつけるんじゃないだろうか。だって、こんなに楽しそうなんだもん! そんな空気が、アルバムにもDVDにも充満していて、昔の曲よりもずっと(懐かしさを噛み締めるような)感慨深さがある作品だと思う。
解散前に観たUNICORNは、子供心に「大人なのに(だから?)楽しそうだな」と思っていたのだけど、またそう感じさせてくれる、5人の変わらず佇まいが有り難いっす。
にやにやしながら、わりと毎日聴いてます。幸せダネ~。