ウクライナ最新情勢と私の感想 | 鳳山雑記帳アメブロ版

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ウクライナ軍 前例ない規模でロシア領内への攻撃継続、戦闘地域拡大 少なくとも430平方キロ制圧 手薄な地域から侵攻か 

 情報が錯綜し詳しい戦況図も分からないのであくまで私の想像ですが、ウクライナ軍の越境攻撃上手くいけば面白いことになりそうです。
 
 報道によるとロシア領クルスク州で430平方キロの領土を占領しているみたいです。これがどれくらいの規模かというと、日本では横浜市(437.4㎢)程度。まあ20キロ四方を占領したくらいです。ウクライナ軍がどこから侵攻したかですが、おそらく一番補給線が繋がりやすいウクライナ第2の都市ハルキウからだろうと思って地図を見たところ、それだとクルスク州ではなくベルゴロド州に入ってしまいます。ベルゴロドはロシア軍の一大補給拠点なので防備も厳重なはずでまず無理でしょう。
 
 ウクライナ軍の作戦目標がクルスク州の州都クルスクだとすると、スームィかフルヒフからロシア領に入ったのかもしれません。これが戦略的に何の意味があるんだと思ったんですが、ロシアも当然そう思っていたでしょうしこの地域の防備は薄かっただろうと想像します。
 
 まさにロシアの心理の盲点を突いたのが今回の成功(部分的ではあれ)だと思うんですよ。このままウクライナ軍の攻撃が成功する可能性は高くないと思いますが、本土の一部を奪われたロシアとしては何としても奪回しなければいけませんから、ウクライナ東部地域に展開しているロシア軍部隊の一部を振り向けなければなりません。となると東部地域のロシア軍兵力が一時的にせよ薄くなるわけでウクライナ軍としては戦いやすくなると思います。
 
 そして、ウクライナ軍の越境攻撃がもし成功してクルスク失陥となるとロシア軍は苦境に立たされるでしょう。これまで他人事だったロシア国民からプーチン政権や軍に対する突き上げが激しくなるでしょうから。他国を侵略する前に自国を守れという非難がプーチン政権に集中すると思います。
 
 ではこれまで苦戦していたウクライナ軍に越境攻撃をする余裕があったかですが、どうもベラルーシがウクライナ国境に展開していた軍を引き下げたみたいです。そのため兵力に余裕ができ今回の越境攻撃に繋がったとか。となると、ベラルーシはロシアを見限り始めたとも言えます。未確認情報ですが、越境攻撃したウクライナ軍の兵力は2万人くらい。ですから恒久的占領は目指していないでしょう。
 
 ただ、クルスク州のロシア軍は手薄でしょうから、クルスク占領は十分あり得ます。ロシア軍の救援部隊が間に合うかどうか?ロシア軍としても正念場でしょうね。クルスク州にはクルスク原子力発電所があり割とウクライナ国境に近いところにあるそうです。もしここを占領できれば、ザポリージャ原発との交換もできそうですし、クルスク地域の電力を危機に陥らせることもできます。今までロシアがウクライナに対してさんざんやってきた嫌がらせをやり返すことができるのです。ロシアとしては嫌でしょうね。
 
 最近膠着していたウクライナ戦争ですが、ウクライナ軍の越境攻撃、どう推移するか非常に注目しています。