嘉手納基地の常駐飛行隊(Squadron)はF-15EXイーグルⅡになりそう | 鳳山雑記帳アメブロ版

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 最近、軍事研究を6月号から連続して買っています。というのも米陸軍の歴代機甲師団の編制図が載っているからです。9月号では1990年代のエアランドバトルドクトリン時代の機甲師団編制図でした。来月号で現代版(旅団戦闘団編制)かなと思っています。ただその後英・仏・露と続くそうですから私も年単位で定期購読することになりそうです(苦笑)。

 

 米機甲師団についてはそのうち書くかもしれませんが、9月号に興味深い記事がありました。航空評論家青木謙知さんが書いた『オキナワ配備の米空軍戦闘機部隊』です。

 

 ご存知の通り、嘉手納基地に配備されていたF-15C/Dは老朽化に伴い順次退役することになりました。とはいえまだまだ第一線で活躍できる機体なので勿体ない気はします。どうせ退役するならウクライナに供与すれば良いのにと個人的には思います。ロシアが発狂しそうですが…。台湾有事が間近に迫る中、嘉手納に常駐の戦闘飛行隊がないのは非常に心配です。

 

 そこで米空軍は、本土から戦闘機部隊のローテーション配備を決めました。最初はステルス戦闘機のF-22ラプター14機。ただしメンテナンスが非常に難しく専門の整備施設も必要なことから数か月で引き上げました。その後F-15EストライクイーグルやF-35Aが来ましたが、どちらも定着することなく去っていきました。

 

 嘉手納基地の戦闘機常駐配備はどうなるのだろうと心配していたんですが、青木氏によると最終的にはF-15Eの最新型F-15EXイーグルⅡになるそうです。とはいえ、F-15EXは調達数が80機から100機未満と少なくどれだけ採用されるかも未知数なので本当に嘉手納に配備されるかは正式に決まるまで分かりません。

 

 個人的には一番数が多く性能も高いF-35Aで良いような気はしますが、米空軍としては航続距離が長く搭載量も多い戦闘爆撃機が欲しいんですかね?その割には採用でごたごたしてますが。世界中で採用され大量生産が見込まれるF-35Aの方がF-15EXより安くなると思うんですよ。1時間当たりの飛行コストもほとんど変わりませんし。

 

 F-35Aも戦闘機というよりどちらかと言えば攻撃機寄りの機体ですが、台湾有事では制空戦闘より対地支援や対艦攻撃がメインになると見込んでのF-15EX配備なのかもしれません。どちらにせよ間に合わないと元も子もないので、ローテーション配備から常駐配備に切り替えて欲しいと強く願います。