「上街道」歩きは終わったので帰宅するのですが、時間も少しありますから、木曽川に架かる「太田橋」を渡り、「中山道太田宿」を訪ねます。

 

 

 

 

今渡の渡し場跡から眺めた「太田橋」全景です。

 

 

 


「太田橋」は、可児市と美濃加茂市の木曽川に架かる橋です。大正15年(1926)の末頃完成するも、大正天皇崩御により、改元後の昭和2年に渡橋式が行われた橋です。

 

全長218.0m、幅員6.4mの単純ワーレントラス鋼橋で、総工費75万円だったそうです。岐阜県初の近代的道路鋼橋(三径間連続トラス橋)として平成23年(2011)10月土木学会選奨土木遺産に選定されています。

 

平成20年(2008)8月、向かって右側に歩道橋が設置されました。

 

 

 

 

「ワーレントラス」とは上弦材・下弦材・斜材が正三角形を構成するようなトラス構造のことをいいます。

 

 

 

三角形がつくりだす姿が美しい。

 

 

 

 

上流に新太田橋が架けられています。その奥に「今渡ダム」が見えます。これらのネーミングって面白いですね。↑の太田橋も新太田橋も木曽川右岸のの地名ですが、ダム名は左岸の地名です。この今渡のダムは木曽川最下流ののダムで、関西電力の水力発電専用重力式コンクリートダムです。

 

このダムの珍しいところは、両岸に発電所があることです。向かって左に「美濃川合発電所(平成7年運用開始)」そして右に「今渡発電所(昭和14年運用開始)」と、一つのダムで名の異なる二つの発電所があることです。

 

 

 

                      2024/03/03