飛騨古川祭の花「屋台曳揃え」は4/20日祭り広場で行われました。

 

9台の屋台は豪華絢爛で、「動く陽明門」ともいわれ、1台当たり数億円かかっているといわれます。そのうち2台で「からくり」、1台で「子供歌舞伎」が奉納されます。

 

 

 

「青龍台(殿町組)」のからくり奉納です。

 

謡曲「鶴亀」に合わせて操られる「からくり人形」は、大津絵「外方の梯子剃り」を題材にしたものです。

 

福禄寿と唐子の登場です。

 

 

 

 

 

福禄寿の肩にかけた梯子を唐子が登り・・・

 

 

 

 

梯子が外されます。

 

 

 

肩車で花吹雪を散らし・・・

 

 

 

 

福禄寿の左肩の「亀」が・・・

 

 

 

 

一瞬にして「鶴」にかわるという・・・巧妙なからくり人形です。

 

 

 

 

 

「麒麟台(壱之町下町)」のからくり奉納です。

 

かわいい獅子が謡曲「石橋」に合わせ花籠をささげると・・・

 

 

 

 

 

突然、花が咲き・・・

 

 

 

 

 

獅子頭をかぶって乱舞すると、五色の花吹雪が舞う・・・という優美なからくりです。

 

 

 

 

 

「白虎台(三之町下組)」の子供歌舞伎奉納です。

 

 

 

 

演ずるのは「橋弁慶」です。

 

 

 

 

 

 

薙刀の弁慶と牛若丸が激しく争いますが、弁慶がついに降伏。主従の縁を結ぶ・・・というおなじみの弁慶と牛若丸の出会いの場です。

 

 

 

 

 

子供たちの熱演に、観客から拍手喝采です。

 

 

 

 

屋台曳揃え、からくり人形奉納、子供歌舞伎奉納が終わると、いよいよ神輿ご巡行と屋台曳行です。

 

 

その前に「気多若宮神社御旅所」で祝詞奏上。

 

 

 

 

 

神輿行列に花を添える「闘鶏楽」。打ち鳴らす鉦の音から「カンカコ」と呼んでいるとか。

 

 

 

 

白地に鮮やかな鳳凰の意匠が施された衣装で鉦と太鼓を打ち鳴らしながら巡行します。

 

 

 

 

祭りにはそれぞれの組の衣装があるようです。

 

 

 

 

 

獅子舞が屋台行列を先導しながら、舞を奉納します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋台行列を見送って、飛騨古川を後にします。当初の計画では、古川から先の越中街道を歩き、戻って「古川祭・夜祭」を楽しむ予定でしたが、前日の歩きで膝を痛め、歩くことを断念。夜まで待ちきれないので、帰路に着きました。