今日は「ハクサイ」を取り上げます。
アブラナ科の野菜で、原産地ははっきりしませんが中国北東部とされます。和名「ハクサイ」は、中国名「白菜」に由来します。
ハクサイには結球性の品種と非結球性の品種があり、現代日本で一般的に食される結球性のハクサイは、幕末に品種が導入され、栽培が始まります。しかしアブラナ科の近縁交雑により、採種が困難だったようです。
明治末期から大正にかけて宮城農学校で種子を得ることに成功、栽培し出荷。ほぼ同時期に愛知県でも栽培に成功します。昭和初期から主要野菜の地位を占めるようになるも、一般世帯に結球種のハクサイが食べられるようになったのは、20世紀に入ってからのことです。
日本での生産量は「大根」「キャベツ」に次いで3番目に多く作られ、寒さにあたって甘味を増す冬を代表する野菜の一つです。煮る、炒める、合える、漬けるなど、調理方法も幅広い野菜です。
9月中旬に種を蒔き、10月に植え付けたものです。追肥が足りなかったのか、巻き(結球)が少し足りないように思えます。
2025/12/22
