「手打そば ていしゃば」は、長野県塩尻市木曽平沢、国道19号線沿いにあります。塩尻市といっても奈良井宿に近いところです。
 暗くなってから入ったので、店舗の写真はありません。
 
 
 
 この時は、「すんき蕎麦」を食べました。「すんき」は一般に冬の物ですが、このお店ではこの時期(7月)でも提供しているようです。麺の太さ2.0~3.0mm、そば粉とつなぎの配合割合8割。利尻昆布と鰹節のつゆがまろやかな仕上がりです。 
 
 すんき漬け・・・信州特産の赤カブ菜(アグラナ科)などを、塩を使わずに漬けこんだ漬け物で、乳酸発酵による酸味が特徴です。塩が手に入りにくかった山国で、冬の野菜不足を補うための知恵として伝承されてきました。
 京都上加茂に有名な「すぐき漬け」がありますが、塩を使う京の「すぐき漬け」に対し、塩を使わない木曽の「すんき漬け」の違いがあります。
 日本の伝統的発酵食品の中でも、植物性乳酸菌だけで作る「すんき」は、乳酸菌作用による整腸作用・免疫活性化作用があるとされ、健康面からも注目されているようです。
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 お店からの一言・・・標高1320mの日和田高原と開田高原の最高級玄そばを、
              石臼により自家製粉しています。
                                                             2007.07.13