知り合いが湖南省長沙市に、学会の発表で訪れた。学生・研究者と雑談したり、オフに市内を歩き回ったり、と滞在を楽しまれたそうだが、その感想は

  • 観光地でもない場所にいる日本人が珍しいのか、すれ違う人々がニコニコと話しかけてくる。食事の店を尋ねようとGoogle翻訳で伝えると、あの店がいい、名物料理はこれ、など懇切丁寧に教えてくれる。人によっては、三十分近くずっと話しかけてきたりする。反日教育や反日感情があると行く前は思っていたが、実際は感じられなかった。
  • 若い人たちは、インスタグラムなどで海外の情報も良く知っているし、連絡を取り合おうとアドレスを交換もした。海外のサーバーを使うなど、いろいろ方法があるらしい。日本のアニメも大好きで日本に憧れもある。日本だと中国政府が情報統制していると言うが、見て見ぬふりでもしているのだろうか?
  • 顔馴染みになると、遠くからでも手を振る、揃ってピースサインを示す、といった具合で仕草は万国共通。カワイイし、ノリもいい。推しの話しで一緒に盛り上がる。
といったもので、マスコミのつくるイメージと全然違ってた、日中関係がギクシャクとか嘘っぽい、とのこと。

 短期滞在での感想だけれど、市民の意識や振る舞いが垣間見える気がした。現場の肌感覚は大事だな。