あんにょん

今日、こんな寒い朝に
旅立った方があります。

異動してからは
相談を受けては、
他の方につないでいく仕事になったから
生死の場には
あまり、関係しなくなっていました。

だから久しぶりの
お見送りでした。

{88C52A1F-8696-46D5-8F20-FB87D4DB2110:01}


昨日まで、さっきまで
あたたかかった人が、
今は、違う。

一度生まれたら
一度死んでいく。

この繰り返しなのに
いつも死は、突然やってくる。

私の手には
まだ、
あたたかさの記憶が残っているというのに。

{7AC77BF6-D8BB-42C8-9DFF-4D2BD300E3D1:01}


こんな時には、

不謹慎かもしれないけれど

自分たちの’生'を実感する。

あちら側の世界と
こちら側の世界が異なることが
明白となる。

そして
2度と会えないことも。

{DF59D822-A253-4455-86B8-126D06E469AE:01}

「うちに帰りたい…」 
「うちに帰ろう…」 

家にいるのに
何度もその言葉を聞いた。

'うち'って、どこなんだろう。


私なら、どこに帰りたいと言うだろう…。


もしかしたら、もう
'うち'に、たどり着いたのかもしれない。

{E6482AF9-F70A-4938-BF5F-71072D18D43E:01}


静かな冬の夜ですね。

明日もまた、会いましょう。

{C2C80814-7815-4AF3-9C89-9CC3F912198D:01}