こんにちは!K社員です。 

 

 

今回は、「物の価値は値段で決まらない」 といったテーマで書きたいと思います。

 

 

大風呂敷を広げるようなテーマなので、ちゃんと畳めるのか?と思われるかもしれませんが安心して下さい、ハンカチぐらいです。

 

 

でもその割には長いブログになります。

何卒、お付き合い下さい。

 

 

 

 

 

皆さんは「プライシング」という言葉をご存じでしょうか。

 

 

プライシングとは、提供する商品やサービスの価格設定の事です。

 

 

「人気がある」「性能が良い」「美味しい」「快適」など、買いたいと思われやすいものほど高い価格が設定されます。

 

 

「価値=値段」

 

の等式が成り立つわけですが、そんな単純なものでもありません。

 

 

なぜなら、他の条件が加わることによってこの等式は成り立たなくなるからです。

 

 

例えば、

 

同じ商品でも「新品」と「中古品」だったら?

賞味期限が切れそうな総菜だったら?

 

同じサービスでも「休日」と「平日」なら?

飛行機やホテル、ゴルフのプレー費などがそうですね。

 

 

「商品やサービスの価値」だけでなく、「需要と供給」も考慮される場合もあるということです。

 

 

この場合は「ダイナミックプライシング」といいいます。

 

 

 

世の中をリーズナブルに楽しく過ごす秘訣のひとつには、ダイナミックプライシングのスキマを突くことではないか、と思っています。

 

 

とはいえ、私のような人間が多数だと経済は成り立ちません。

ファーストクラスやビジネスクラスに乗る人のお陰で飛行機が飛んでいるわけです(ありがとうございます)。

 

 

 

そして、ダイナミックプライシングのスキマを突く以外にも、リーズナブルに楽しく過ごす方法がありますのでご紹介します。

 

 

 

 

まずはこちらをご覧ください。

 

 

 

スーパーに売っていたキハダマグロのアラです。

 

 

 

キハダマグロの相場は、100gあたり298円ぐらいです(K社員調べ)。

 

 

 

このアラは610gも入っていましたので、100gあたり65円になります!

 

 

アラだから妥当な値段じゃないの?と思った方もいるかもしれませんが、私にとっては超リーズナブル商品なのです。

 

 

 

 

このアラの塊を次のように切り分けます。

 

 

 

 

 

①刺身

 

※商品には「加熱用」とあるので、刺身など生食するとアニサキスなどの寄生虫が心配という人もいるかもしれませんが、アニサキスはマグロには寄生しないそうです。

また、アニサキスは冷凍で死滅するので、解凍マグロであればまず大丈夫かと。

 

 

 

②塩焼き用

 

 

 

 

③煮付け用

 

 

 

 

これらを調理した結果・・・

 

 

 

豪華?な晩御飯ができあがりました。

 

 

 

 

安いキハダマグロとはいえ、このボリュームを短冊やブロックで買おうものなら、1000円超えてくるのですが、今回は398円です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

もう一つ紹介します。

 

 

 

 

カレー用の牛肉です。

 

 

黒毛和牛が100gあたり298円。

 

この時点でもうリーズナブル。

さすがにこの値段なので高齢の経産牛なんでしょうけど。

 

 

筋が多くてステーキに適さないため、「カレー用の肉」に成り下がってしまうわけですが、お肉が黒毛和牛であることには違いありません。

 

 

私には、このカレー用のお肉が「サイコロステーキ」に見えるのです。

 

 

 

 

 

 

とはいえ、筋切りはします。

 

 

 

挽きたての胡椒を振って数十分置き、フライパンでステーキと同じように焼きます。

 

 

 

 

 

黒毛和牛ステーキの出来上がりです。

 

この皿のボリュームならあと3皿は作れます。

 

 

 

スジ肉とはいえ、赤身肉ならではの美味しさがあります。

 

30代前半までは脂の乗った肉が好きでしたが、歳を重ねるごとに赤身の方が好きになるのは何故でしょうか。。

 

 

 

 

 

 

 

花を添えてキャンドルを用意し、YouTubeでクラシックでも流しとけば、気分は高級レストラン。

 

今回は、猫が膝に乗ってきてくれませんでした(-_-)

 

 

 

 

 

ただ、リーズナブルとはいえ、このように部位を切り分けたり、筋を切ったりと加工しなければならず、手間に思う人が多いと思います。

 

 

その通り、手間です。

 

でも、この「手間」こそが楽しいと感じられる人であればどうでしょうか?

 

楽しめる上にお値段以上なサイコロステーキ(カレー用牛肉)になるわけです。

 

 

 

 

ライフハック的な感じになってしまいましたが、ここが今回の着地点です。

 

物の価値は値段ではなく、自分が決めるものです。

 

商品やサービスにつけられた値段と自分が決めた価値とのズレが、お買い得であったり割高であったりするのです。

 

 

このマインドさえ持っておけば、流行に流されたり、無駄遣いしたりすることはなくなりますよ。