6月8日(水曜日) 快晴 5:45起床
バルコニーから見るサンライズ
洗濯したり調べものしたり・・・プールを見るとにゃんこ。
このにゃんこもここのホテルの子。
<国際運転免許証はネットで発行>
宿を出たのは8時半。すぐ近くにレンタルバイク屋さんがあるので、借りられるか聞きに行った。
営業開始は8時半と書いてあったが誰もいない。「御用の方はこの電話番号まで・・・」と書いてある番号にかけてみても、応答なし。
仕方ないのでいったん部屋に戻ってしばらくしてから出直したら店主がいた。
ミコノス島と同じく、やはり国際免許証がないと貸せないという。しかし、
「日本の運転免許証を持ってるなら国際運転免許を今すぐネットでとれるよ?20分くらいで。」
「え?なにそれ?本当??」
「うん。このサイトを検索してみて」
言われたサイトに行くと・・・
うっそー--!!!国際免許がネットで取れるなんて、どーゆーことー----??
もう驚愕の事実!国際運転免許証がネットで簡単に取れるなんて、何という時代になったんだ!
料金は79ドル(約1万円)と少々高めだったが、旅の思い出である。一生に一度来るか来ないかのサントリーニ島でバイクに乗れる!
免許の発行まで向かいのカフェでクロワッサンを食べながら待つ。15分後、無事に発行され、急いでバイク屋へ。
これがメールで送られてきた国際運転免許証。
2輪免許しか持っていないのでクアドは(4輪なので)借りられないが、バイクでよかったと後になって知ることになる。
ガソリンは半分しか入っておらず、24時間後に返却する時は半分までガソリンスタンドで補充するように言われた。
<イアへ>
早速絶景を楽しみながら北のほうにあるイアへ向かう。
アムーディ・ベイ。ここでは結婚式の写真撮影が行われていた。
夕日で有名なイアの街。
迷路のようなホテルだらけの街。
プール付きの高級ホテルが立ち並ぶ。
坂の街を縦横無尽に走る通路からプライベートなプールが丸見えなので、散策している観光客は水着でプールに入っている宿泊客を横目で見ながら坂を上ったり下ったりする。
パナギア教会
バイクを止めた場所が分からなくなりそうだったので、止めたところのそばにあった公園の標識を写真に撮っておいた。もし迷ったら誰かにこの写真を見せれば教えてくれるだろう。
案の定迷ってしまって、バイクを止めた場所が分からなくなった。
よし、こんな時のために!と早速↑の写真を地元の店の人たちに聞いて回ったが、誰もわからないという。
4~5人に聞いただろうか。全く手掛かりがつかめなかった。
仕方ないので自分で探すことにした。
幸いにもバイクが見つかりほっとしたが、次回からはもっとわかりやすいところに止めよう。
次に、これもNHKの番組でやっていた「イメロヴィグリ」という街に行ってみたが、風景は同じだった。ヨロゴス村長はいなかった。
先ほど、「クアドではなくバイクでよかった」と書いたが、実はイメロヴィグリからの1本道がものすごい渋滞だった。2車線取れないような狭い道路なのに双方向から車が入り乱れ、大変なことになっていた。クアドだったら当然巻き込まれていただろう。
バイクだったので車の間を何とかすり抜け、渋滞を脱出することができた。
<ガス欠とエンジン停止>
イメロヴィグリからの帰り道、ついにガソリン残量が危うくなった!が、ガソリンスタンドが見つからない!
焦って近くにあったレンタルバイク屋さんに聞いてみると、「この先一番近くて7キロメートル先にあるよ」とのこと。7キロメートル!!!!ガソリン持つかな・・・(´;ω;`)
結構な距離を走ったがガソリンスタンドらしきところは見えない。売店があったので、そこのおじさんに声をかけた。
「エクスキューズミー!」
「ガソリンスタンドは2キロ先だよ!!!!」
え?まだ質問していないのにどうして聞きたいことが分かるの????
恐らく、このおじさんの売店にはガソリンスタンドの場所を聞くドライバーがたくさんいるんだろう(笑)
なんとかガソリンスタンドまでたどり着き、とっても親切な店員さんに満タンまで入れてもらった。8ユーロだった。
ついでにトイレも済ませて、南に向かった。
すると・・・・ティラの手前で今度はなんとエンジンが止まってしまった!!
キックは壊れていて使えない。
そこからしばらく下り坂だったのでエンジンをかけずに走行。
しばらくするとエンジンは再始動し、宿までは戻れたが、宿でまた停止した。
バイクを止めて、徒歩2分のバイク屋さんに駆け込んだ。
状況を説明し、バイクの場所まで来てもらった。
彼はバイクのシートの下にある蓋を開け、スパークプラグを調べた。
「ちょっと、こっちに来てこれ見て」というので覗き込むと、彼はプラグを新しいものと交換した。するとエンジンがかかった。
なるほど、プラグが悪かったのね。というか、整備しようよ(笑)。
気を取り直して、今度はビーチへ行くことにした。
<カマル・ビーチで寒中水泳>
一本道が気持ちいい!!
途中で出会ったわんこ。
着かず離れずついてくるので、持っていたビスケットをあげた。
飼い犬なのかな?野良なのかな?
カマル・ビーチに到着。
水着に着替えるところはないかと探していると、サーフィンスクールの小屋があったので、着替え室を貸してもらえないか聞いてみた。
「今はスクールがオフだから、使っていいよ!」とのお返事。やったー!
しかも、コーチのお兄さんたちがいるから、万が一おぼれた時は助けてくれるかも??
頭上を飛行機が通過。空港が近いんだね。
砂浜ではなくて小石だったから歩くと少々足が痛かった。
しかもちょっと水温が低くて寒かったけど、根性で海水浴。
<古代ティラ遺跡>
そのあとは古代ティラ遺跡へ。坂道を登っていく。
坂の上から見た景色。
旧ティラ遺跡は紀元前9世紀頃にスパルタから来たドリス人が築いた植民都市に起源する。ビザンチン帝国時代まで栄えたが、8世紀頃の火山噴火で火山灰に覆われ、廃墟になったと考えられているらしい。
頂上手前に売店。
おなかが空いたので何か食べ物がないか聞いてみると、今日はアイスクリーム以外売り切れたという。
仕方ないのでアイスクリームをいただく。
遺跡は標高369メートル。山頂から見下ろす景色は最高。
乗ってきたバイクが見える。
後で調べると、入場料を払って入る何かがあったらしいが、そのまま山を下ってしまった。事前調査なしで訪れると、こういう残念な結果になる。
<飲酒運転>
宿に戻る途中にワインミュージアムを発見。
早速入ってみる。
「バイクだけどテイスティングさせてもらえる?」
と聞くと
「テイスティングだからね、全部飲まなくてもいいんだよ♪」とおじさん。
もちろん全部飲むわよ(笑)
そのあとワイナリーの見学。
すっかりほろ酔い加減でバイクに乗り、宿に戻ってシャワーを浴びてお土産を買いに再びフィラの街に出かけた。
すっかり夕暮れ時。
お土産屋さんの可愛い看板
さすがに夕日は美しい・・・
ふと見ると、柵の向こうににゃんこ。
君はもしかして、岩合さんの番組に出てた子かな?
なんとかお土産を買い、帰路についた。
帰りは真っ暗でまた道を間違え、えらく遠回りしてしまった。
何も食べていないのでとにかく何か食糧をゲットしなければ!と、宿の近所のスーパーをのぞいてみると、閉店は10時と書いてあった。あと5分で閉店だ!
急いで店に入るも、もう店員さんが掃除を始めていて「Closed!」と言われてしまった。
日本のスーパーとは違って、こういうときは一刻も早く追い出される。
「ごめん!おなかすいて死にそうだから、これだけ買わせて!」
とそばにあったポテトチップスとワインをつかんでレジへ。
宿に帰り、ワインを飲みながら明日のフライトや宿の予約をしようとしたけれど、疲れて寝てしまった。
大丈夫か、自分・・・・・