2025年2月に近隣県にある乗馬クラブに入会。
なんでいきなり乗馬??
多分SNSで乗馬クラブの広告動画が流れて来て、体験レッスンありという文言につられて体験レッスンに行ったのがきっかけ。
馬に乗ってさっそうと走ってみたい!とは子供のころからの夢だった。でもそれは夢のまた夢。自分には縁のない話だし、大人になってからも庶民の自分には習えるはずもないと、「バケットリスト」にも入れていなかった。旅先で機会があれば観光用の馬やロバに乗っているだけで満足していた。
体験レッスンは確か3,000円だったので、それだけで帰ってくるつもりだった。でも、もちろん入会の説明は受けるわけで、その日は「費用が掛かることなので家に帰って考えます」と返事した。
子供は独立し自分はまだ仕事をしており、ある程度の収入があるので払えない金額ではない。どうするか、1か月考えた。
その間に乗馬クラブからは何度も電話がかかってきた。
馬が乗れるようになりたいと言う気持ちもあったので、「ライフジャケットや馬具一式のレンタルは無料」という説明に惹かれ(笑)思い切って入会した。
入会して2月からレッスン開始。乗馬はやっぱり楽しかった。憧れの乗馬。だが、いきなり3月からライフジャケットと馬具のレンタル料がかかると言われた。本部の決定らしい。ライフジャケットは1レッスン(40分)で1,100円、馬具一式は550円。2レッスン受けると3,300円の追加出費。後出しじゃんけんのような通知にクラブへの不信感が湧いた。『せめて無料と言われて入会した新会員は6か月無料のままなど経過措置くらい取ってくれればいいのに・・・』と内心思った。
でも、ここは乗馬クラブ。裕福な人の集まりなのだ。そんなせこい事を言う人は乗馬なんかやるなってことだ。私も文句は言わなかった。ただクラブの印象は良くなかった。
レンタル料が馬鹿らしいので自分でライフジャケットを買った。クラブで進められたのは4万8千円、ネットで買えば3万8千円だった。
クラブには月額19,000円の会費を銀行引き落としで払い、それとは別に1レッスン(「1鞍」と言う)のレッスン代3,300円。 そして往復の交通費。クラブに通う時間は往復6時間。
週末にはバンドの練習やライブがあるので、月3回通うのが限度。私は1日に2鞍(レッスン)受けていたので、月3回で6鞍。乗馬の費用は月に50,752円。1年で609,024円。大変な金額だ。
それでも、馬に乗るのは楽しかったし、続けようとは思っていた。フランスで乗馬をするまでは・・・・
乗馬クラブで30鞍を超えると、「駈歩(かけあし)」を練習させてくれるようになる。「駈歩(かけあし)」は「馬に乗れます」と言う一つの指標。パカラッパカラッとさっそうと駆け抜けるやつだ。
だが、一緒にレッスンを受けるメンバーによって、また天候や馬のコンディションによって、駈足をさせてくれたりくれなかったり。毎回させてもらえるわけでは無い。
なので、駈歩の発進はできても継続が出来なかったりと言うことはしょっちゅうあった。それでも一応駈歩のやり方は分かったので、今回のフランスの乗馬4日間コースに参加したわけだ。
今回の旅日記で書いたように、4日間の集中外乗で(外乗というのは、狭いレッスン馬場ではなくアウトドアで乗馬すること)駈歩をマスターした。
その感覚を忘れないうちに、帰国後早速乗馬クラブのレッスンに参加。
鐙の踏み方、手綱の操作、脚の使い方、すべてが出国前とは違っているはず!私はそれを確認し、身体に定着させたかった。
だが、帰国後のレッスンでは、駈歩をさせてもらえずがっかり。
このままではせっかく身に着けた感覚を忘れてしまう!と思ったので、インストラクターに「4級を目指して駈歩をしっかりやりたいです」と告げた。すると、専用馬でマンツーマンレッスンを受けろと言われた。
専用馬と言うのは、レッスンの際にお気に入りの馬を指名する方法で、1頭1レッスンに着き最低で5,500円追加料金がかかる。それにマンツーマンにすると通常料金の3倍のレッスン代がかかる。
要はお金なのね・・・・。
もう一人のインストラクターに「駈歩について相談があります」と切り出すと「何を悩んでいるんですか?」と聞かれたので「悩んでないです。ただ、駈歩の感覚を忘れないように、駈歩の回数を増やしたいんです」と言うと、この時期(確かに7月のまだ暑い時期だった)馬に駈歩させると馬が死んでしまうので・・・と言葉を濁された。
は?上級クラスではバンバン馬に駈歩させてるのに?
冗談でおっしゃってるのかどうなのか分からないまま、それ以上話をするのは止めた。
次回のレッスン時にやはり駈歩の指示が出なかったら、クラブは止めよう。時間(ひと月3日)とお金(年間60万)の無駄だ。そう決意して次のレッスンに臨んだ。
そしてやってきた翌週のレッスン。
2鞍とも、駈歩の指示は出なかった。
たとえ1回でも「じゃあ今日は駈歩をやりましょう」と言ってくれればクラブを続けたかも知れないのに・・・残念。
こうして、レッスン後に退会届を提出。
もちろんクラブの支部長には引き止められ、辞める理由を聞かれたけれど、「自分の中ではいろいろ納得できたので」とだけ答えた。
自分の中で乗馬クラブはドライビングスクール同様「乗れれば卒業」と言う感覚だったので、去ることに全く未練もなかった。クラブで友達をひとりも作らなかったのもよかった。
辞めてみて、毎月5万円が節約でき、ひと月3日が他の活動に使えるので、とても気が楽になった。乗馬に行くと1日つぶれてしまうので、ガーデンの手入れもおろそかになっていた。クラブを辞めて、やっとガーデンに向き合う気持ちになった。
クラブは止めたけど、乗馬は止めない。60万あれば、先日行ったフランスの乗馬ホリデーに飛行機代込で十分行ける。他の国でも同じような外乗プログラムは沢山あるので、今後は外乗専門で乗って行きたい。
本当は・・・・シャンティイで見たようなジャンピングをやってみたい。でもアレをやるには、そもそも家に馬がいる、馬を所有していて毎日乗れる、などの環境がないと無理だと言うことが分かった。もし3億円くらいあったら、田舎に引越して馬と一緒に生活しながらジャンプの練習をして協議会に出たいな・・・なんて絶対実現しそうにない想像をしてみてはため息をつく日々である。
ああ、馬に乗りたい・・・・










































































































































































































