もちろんアブダビにクリスマスマーケットなんかあるはずがない。
飛行機遅延によってアブダビに一泊を余儀なくされた話である。
12月23日 火曜日 6:05起床。
本当ならとっくに帰国しているはずが、まだ中東にいるなんて、なんだか妙な感じ。
まあジタバタしても仕方ないので朝食ビュッフェをいただきに行く。
さすがお金持ちの国。中堅クラスのホテルでも豪華。
キリストやマリア様はいないけど、サンタはいる。
ビュッフェはめちゃくちゃ豪華!
ランチも提供されるのだけど、この後はせっかくだから色々見て周りたいのでホテルには戻ってこない。食べるのは今しかないw
とりあえずホテルで地図をもらい、この1日のアブダビ滞在のプレゼントを有効に使うべく計画を練る・・・
と言っても、実はあんまり興味を引くものがない。
有名な巨大モスクの「グランドモスク」は見ようと思うが、スパとか興味ないし、クアドのツアーは最少催行人数が2人だし・・・
とりあえずグランドモスクに行ってみることにする。
ホテルの玄関の・・・この人はサンタ??
午前9時にタクシーでグランドモスクに向かった。
とにかく広い!!!タクシーの乗降場までぐる~~~~~~っと回った。
それでもさすが石油産出国!タクシー代は約500円!
タクシーを降りるとすぐにお土産屋さんがいくつかある。その中のある衣類を売っているお店の男性店員に呼びかけられた。
その男性店員さんはFidaと言う名前でアフガニスタン出身だという。私はアフガニスタンにはぜひ行ってみたいと昔から思っていたので、旅行に行ける状態なのか聞いてみた。すると、「大丈夫だよ!」とのこと。アブダビから飛行機が出ているという。よっしゃ!これは近々行くしかない!
ところで今回はムスリムの国に来る予定は無かったのでスカーフは持参していない。と言うことでパレスチナ連帯の模様のスカーフを購入。赤白ではなく黒白がパレスチナ連帯のシンボル模様なんだそう。巻いてもらってお店の女の子も一緒に写真を撮った。
私がすっぴんなのは、化粧品一式を預け入れのスーツケースに入れたから。アブダビに人間は一泊させられたけど、荷物はそのまま航空会社の預かりで次の便に載せられていく。
グランドモスクは入場無料。
入り口は地下にある。
エスカレーターで下りてみると・・・
ショッピングモール???
ここに見えているのはCOSTAだが、他にもマックもケンタッキーもスタバもある。
高級なお土産屋さん。
グランドモスクに入場するには、設置された機械でQRコードを取得し、入り口でそれを見せるらしい。
1971年7月18日にドバイのガファ・パレスで開催された首長会議の様子を捉えた写真。この会議でアラブ首長国連邦(UAE)の建国が宣言されたとか。
案内板。訪問者の種類に応じて異なる経路(パス)が色分けされていて、それぞれのパスに従うよう指示されている。
- 7- 高速トラック
- 6- ディヤ体験パス
- 5- 光と平和博物館パス
- 4- 観光会社訪問パス
- 3- 礼拝者のモスクへのパス
- 2- 登録済み訪問者(訪問パス)
- 1- 未登録訪問者(チケット取得)
私は1番の表示に従って歩いた。
通路の突き当りにQRコード発行機械コーナーがある。
これをスマホで読み取る。
「寛容の道」
この後ながーい地下道を歩くので、必要な方にはカートが用意されている。
その料金が案内板に書いてある。
向こうに見えるのがエントランス。

エスカレーターで地上へ。

絶景かな。

ドレスコードが書いてある。
シェイク・サイード・グランド・モスクはUAE建国の父、シェイク・ザイードの名を冠した世界最大級のモスク。
総工費は当時のレートで約550億円と言われている。モロッコ様式とムガル様式を融合させたイスラム芸術の粋を極めたドームが特徴。
祈祷時間以外は異教徒にも内部が解放されており、年間320万人以上が訪れる人気の観光地。
地下に向かうエスカレーターがあったので降りてみた。
「南の清め所(ウドゥ)」と書いてある。

警備の人に聞くと、南の清め所は男性用なんだとか。ムスリムはここで手(両手)、口、鼻、顔、腕、頭、足(両足)を順に水で洗ってから礼拝に行く。

屋外の床をピカピカに磨き上げるスタッフたち。
まるで水面のようにピカピカ!
礼拝時刻表示用の時計。英国製で、ステンレス鋼と真珠で装飾された六弁花を模したデザイン。
中心のアナログ時計が現在時刻を示し、周囲のデジタルパネルが次の礼拝時刻を知らせる。
最上部のデジタルパネルはファジュル(夜明けの祈り)の時刻を表示。
中心のデジタル表示は、上段が西暦、下段がイスラム暦(ヒジュラ暦)の日付を示している。
世界最大のペルシャじゅうたん!
1,300人以上の熟練したイラン人職人によって約2年の歳月をかけて手織りされ、完成後にモスク内で縫合された、約5,627㎡の巨大な一枚物だそうです。
建物の外側のプール。お祈りの声がまた良いっ!!
帰りの通路ではお土産屋さんが待ち構えているw
ちなみに、グランドモスクは入場無料。太っ腹だなあ、アブダビ。
さて、午後どうしよう・・・と地図を眺めながら、よし!ビーチへ行こう!とタクシーに乗りこんだ。
「とりあえず近くのビーチへ行ってください!」と伝えた。
とにかく日本車が多い。

お~~~!ビーチ見えてきた!
モスクからビーチまで2000円弱。
ビーチを見ると、海水浴をしてる人が数人。ヨシ!泳ごう!!
しかし、予定外のアブダビ、予定外のビーチなのでもちろん水着などは持ってきていない。
ちなみに、予定外の「暑い国」だったのでTシャツなど持っておらず、セーターを着たまま歩き回ったので汗だく💦
とりあえず、水着を買いにビーチ沿いを歩いてみた。
スーパーマーケット発見!ここに水着あるかな?
あった!
男性用と子供用の水着だけが売られていた。
そうか。。。ここはムスリムの国だから女性用の水着などおいてるはずもない。
仕方がないので、黒いTシャツと男性用の水着、大判のタオル、そしてゴーグルを買った。なんとこれで約2,000円!安い!
ビーチと言えばポテトチップス!!ポテチとフルーツを購入。普段は絶対口にしないポテチだが、ビーチでは解禁!!ビーチで食べるジャンクフードは格別ですw
さ、ビーチへGO!!!
先ほどのGATE5のあたりが人が少なくて良いので、そこまで戻った。
ビーチの入場料とビーチベッドを貸してもらって約1,500円。安い!
容量の関係上途中で切れてますが、ビーチ動画。
この「I ♡ なんちゃら」ってどこにでもあるのねw
ハッシュタグ付けて投稿しろってか?
細かい砂の砂浜と透明度の高いペルシャ湾のビーチ。
ビーチには、ヨーロッパ系のバカンス客がちらほら。
グランドモスクにあふれるほどいた中国人団体観光客は一人もいない。
ちなみにアブダビ(UAE全体でも)は人口の9割が外国人。その人達がアブダビの経済を支えているらしい。それでいて世界一安全な国の一つ。すごいね。
透明度も抜群!ゴーグルで潜ってみたけど、お魚さんは少ししかいなかった。
そろそろ風が出て来て寒くなって来たので撤収。
ビーチ近くにいた2羽のエジプトガン。ずっと2羽一緒に歩いていた。
シャワーを浴びて着替えて、さて、タクシーを見つけなきゃ・・・
とビーチ沿いを歩いていると、誰かに呼び止められた。
この方です。
「あんた、食べ物持ってないのかにゃ?」
良く見ると可愛い!
残念ながら、君が食べられそうなモノは持ってないよ・・・ごめんね!
するともう1匹登場。
兄弟かな?ビーチに住んでるのかな?
食べ物持ってなくてごめんね!
帰りのタクシーはすぐに見つかった。
相変わらずの日本車多し。
結局、オマケのアブダビ滞在では約1万円(タクシー代、水着や食べ物、お土産などの購入品、ビーチ入場料など)でしっかり遊べた。こういうことでもないと、アブダビで遊ぶ機会も無かったと思う。しかも真冬に海で泳ぐと言うセレブっぽい事をさせていただき、なんならちょっと得した気分。
ホテルに戻り、荷造りとブログ作業を少々。
お迎えのタクシーが来るのは18時。ロビーで待機していたら・・・
ロビーで販売していた香水屋さんがサンプルを持ってきた。
(帰国してから使ってみたら、ラストノートがとても気に入ったので、今度ネットで買おう。)
18時きっかりにお迎えが来て、私と一人の男性が乗り込んだ。
彼はプラハ出身。日本人の奥さんと子供がいて、その二人はすでに広島の奥さんのご実家に帰省しているので、これから自分も広島に行き合流すると言う。この遅延のおかげで息子さんの誕生日に間に合わなかったから、後で補償請求すると言っていた。
搭乗ゲート前で色々話をしたが、彼は弁護士で、ビジネスクラス利用につき、先に座席に案内された。あー、そうですか。万年エコノミー格安チケットの私とはレベチ(笑)
私も一生に一度くらいはビジネスクラスに乗ってみたいな。でも、その1回のビジネスクラス料金で3回エコノミー乗れるなら、やっぱりエコノミーでいいやと思ってしまう貧乏症。
というわけで9:05に無事離陸。
座席に着こうとすると、CAさんが日本人の男子小学生3人を連れて来て、「すみません、この子たち子供だけで飛行機に乗るので、何かあったらよろしくお願いします」という。
国際線に小学生の子供だけ乗せるって、なかなか肝が据わった親たちだな・・・・。
私は通路側の席、3人のうち2人が隣に、後ろに1人が座った。
CAさんが「スペイン語が話せる子がいるって聞いたけど、誰かな?」と少年たちに聞くと、ひとりが「僕です」と答えた。そういえばこの便はスペインからの乗継の乗客が多い。
スペイン、男子小学生、親無しで飛行機移動・・・・のワードでピンときた!きっとスペインにサッカー留学してた子たちだ!!!
何故ピンと来たかというと、実はうちの小4の孫もサッカーのクラブチームに入っていて、息子から「小学生でスペインにサッカー留学する子がいる。期間にもよるけど何百万円もかかるらしい」と聞いたことがあったからだ。
早速横に座ってる2人に「ぼくたち、もしかしてスペインのサッカーキャンプに参加してたの?」と聞いてみた。
「そうです。」と一つ向こうの席の子が答えた。この子は小6。私の隣に座っているのは小3。レアルマドリードのキャンプに1週間参加し、優秀な15人に選ばれたのでその後3週間は他のところに点々と遠征したらしい。
小学校1か月休んで(この時期はまだ冬休みではない)サッカーキャンプか・・・。時代も変わったな。昭和生まれのおばあちゃんには想像もできないよ。君らはもうサッカーで食っていく気満々なわけやな。
旅先でもそうだけど、飛行機の機内でも様々な人に出会う。実に面白い。
CAさんは、子供用アメニティの可愛いイラストがついたバックパックを二人に渡した。二人は黙って受け取った後、ひそひそ声で「こんなんいらんな・・・」と言ってた。まあ、サッカーで留学するようなハイソな君たちには無用の長物かもしれんが、せめて「ありがとう」は言った方が良いと昭和のおばあちゃんは思うぞ。
1回目のミール。
2回目のミール。最近赤ワインを頼まなくなったな・・・。
小6の方はさすがに落ち着いていフライト中静かだったけど、隣の小3はさすが小3。少しも寝ないで四六時中ガタガタごそごそしているので、こちらも眠れなかった。
時々「静かにしてね」と言ってみたが、もう本人は多分交感神経絶好調でハイパーテンション状態だったんだろう。
着陸まで30分と言う段階になって、この子がいきなり寝落ち(笑)
私の肩に寄りかかって爆睡する姿が孫の姿と重なって、ちょっと可愛く思えた。
飛行機が着陸しても全然起きなくて、小6が必死に起こしていた(笑)。
空港までは親御さんがきっと迎えに来ているんだろう。無事に帰れて良かったね。とーちゃんかーちゃんに思いっきり甘えなよ。
おしまい。