政府の規制、制度改革は対処方針閣議決定します。
この閣議決定は4分野・61項目にわたり規制制度の見直しが記載されています。
この中で「木材、住宅」に関連する主な項目は次のとおりです。
1.集成材の農林規格(JAS)改正
2.大規模木造住宅 の構造規則
3.コンクリートと木の混構造 構造計算規定の改正
4.木造耐火構造に関する性能評価試験方法
5.住宅・建築物の省エネ基準
6.容積率の緩和
7.既存不適格建築物活用の建築基準法の見直し
8.建築確認・審査手続きの簡素化
この中で、特に建設業界として注目したいのは「大規模木造建築物構造」の規制緩和です。
いままで、床面積3000平方メートル以上の建物は「耐火建築物」としなければなりませんでした。
なで、面積3000平方メートル以上の建物や2階建て以上の大規模木造建築物が耐火構造にしなければならないのかという規制数値に論理的な根拠はありませんでした。
ただ、木造は火に弱いという常識?により、60年前に規制されている法的な根拠をいまだに遵守しているのです。
木造の技術は格段に向上しており、耐久性や耐火性も格段に向上しているのにも関わらず、法律だけは60年前の状態を維持しているのです。
これが、今回の閣議決定により、耐火構造が義務付けされている延べ面積3000平方メートル以上及び学校等の特殊建築物の階数基準(2階以上)は2010年度中に検討を開始し必要な見直しにはいり、法改正の準備を整えるそうです。
鉄筋コンクリート造と木造との併用構造とする校舎等の構造計算に関する規定見直しでも、検討を開始するとのことです。
この大規模木造の耐火基準を皮切りに、我らが住宅にも「木」への偏重が早く無くなれば良いなと思います。
木は、本来は火に対しては強いものです。
鉄が600度程度で変形してしまうのに木は、表面が炭化して自らを守ろうとします。
大規模なことからだんだんに小さな末端の住宅に概念そのものが変わってくるようになれば、日本の住宅は変わります。