この住宅の特徴は、何と言ってもその架構にあります。
架構とは構造部分の骨組を指しますが、こちらの住宅では大断面集成材を使用して、公共建築などのやり方と同じような方法で組上げられています。
たとえば下の写真の梁の組み方です。
これは「登り梁」という工法で建てられています。中心部分で合掌にして応力を分散しています。
そして、中央部分には150MM(5寸)の大黒柱を位置させています。
屋根の登り梁の応力もこの大黒柱で受け持つ構造です。
その空間は、ちょっとした公民館なみの広さです。
これだけ広いと冷暖房費もばかにならないとお思いかもしれませんが、この住宅のもうひとつのポイントは、省エネルギーです。
外張り断熱に匹敵する、無垢の板に断熱ボードを外部に張り付けたパネルで屋根、外壁を覆っています。
夏も30畳はあろうかというリビングも小さなエアコンひとつで涼しかったそうです。
また、冬の暖房も24時間少ない電力でまかなえる蓄熱式の暖房で快適に過ごせたとのことです。
気密性の重要さは、換気の大事さも同様です。
最近のシックハウス法での24時間計画換気システムが法制化される前から、高気密、高断熱の住宅では、計画換気は当たり前でした。
こちらのほとんどが、規定範囲外の建材を使用した住宅でも、健康面から計画換気は重要です。


