「読解力」シリーズの最後に読書の後始末についてお話をしたい。広
い書斎があれば、いくらでも書物を保管することができるが、日本の狭
い住宅事情にあっては、読み終えた書物の後始末に苦労している方も多
いと思う。私もその一人で、できるだけ残しておこうとするのだが、身
の回りは次第に本で溢れかえってしまい、どうしようもなくなり、やけ
気味に本を捨てる羽目になる。本は消耗品と割り切ったほうがよさそう
だ。できれば、本を捨てる前に、切り刻んで、大切な部分だけをノート
に貼るなどして整理したいのだが、ルーズな性格が災いしていまだに実
現に至っていない。
立花隆氏は講談社現代新書「知のソフトウェア」の中で、本を読む際
にはじめからノートにとるようなことはするなと述べている。ノートを
とりながら1冊読んでいる時間があったら、ノートをとらずに5冊読ん
だ方がましだと説く。そういわれると、読みっぱなしで本を捨てている
自分が多少救われた感じはするのだが、立花氏の解説は続き、「少しで
も内容が頭に残っていたら、思い出したいとき、本を引っ張り出し、そ
の箇所をまた探し出せばいい」といってる。つまり、ノートをとらなく
ても、どの本に何が書いていたか、うっすらと覚えていさえすれば、後
で引っ張り出せるということであり、本を捨ててしまえばよいというこ
とではないらしい。
読書にもいろいろあって、時間つぶしに読む本、生き方に不安を覚え
たら読む本、業務知識を得るための本、会社を辞めても独立できるよう
力をつけるための本など読む人のニーズは様々だと思う。私は悪い癖が
あって、日曜日の夜などメランコリーな気分に襲われたときは、無性に
「記憶力」や「発想力」などのノウハウ本が読みたくなり、これを読む
と妙に心が落ち着くのである。なぜと言われても、理由はよくわからな
い。これまでかなりこういう類の本を読んできたので、こうやってメル
マガを出せるようになったのは幸いといえるかもしれないが・・・・
知識やノウハウを身につけるための読書で、読んでいる箇所は理解で
きるものの、読み進むうちに、これまで読み終えた部分は順次忘れてい
き、読み終わった後は、ほとんど頭に残っていないというような経験は
お持ちでないだろうか。特に、論文などは、読んでいる間は意味がわか
っているつもりでも、筆者の考えを追うのに精一杯で、後ろを振り返る
と何も記憶に残っていないということがざらにある。読み返すこともせ
ず、まして、本の保管場所がいっぱいになって捨てられてしまえば、一
生思い出されることもないかもしれない。
こういう時間と投資の無駄をなくすためにも、記録の方法は考えた方
がいい。来週は、本やドキュメントから得た情報をどのように記録して、
いかに発想の源として利用するかそのノウハウについていっしょに考え
たい。
い書斎があれば、いくらでも書物を保管することができるが、日本の狭
い住宅事情にあっては、読み終えた書物の後始末に苦労している方も多
いと思う。私もその一人で、できるだけ残しておこうとするのだが、身
の回りは次第に本で溢れかえってしまい、どうしようもなくなり、やけ
気味に本を捨てる羽目になる。本は消耗品と割り切ったほうがよさそう
だ。できれば、本を捨てる前に、切り刻んで、大切な部分だけをノート
に貼るなどして整理したいのだが、ルーズな性格が災いしていまだに実
現に至っていない。
立花隆氏は講談社現代新書「知のソフトウェア」の中で、本を読む際
にはじめからノートにとるようなことはするなと述べている。ノートを
とりながら1冊読んでいる時間があったら、ノートをとらずに5冊読ん
だ方がましだと説く。そういわれると、読みっぱなしで本を捨てている
自分が多少救われた感じはするのだが、立花氏の解説は続き、「少しで
も内容が頭に残っていたら、思い出したいとき、本を引っ張り出し、そ
の箇所をまた探し出せばいい」といってる。つまり、ノートをとらなく
ても、どの本に何が書いていたか、うっすらと覚えていさえすれば、後
で引っ張り出せるということであり、本を捨ててしまえばよいというこ
とではないらしい。
読書にもいろいろあって、時間つぶしに読む本、生き方に不安を覚え
たら読む本、業務知識を得るための本、会社を辞めても独立できるよう
力をつけるための本など読む人のニーズは様々だと思う。私は悪い癖が
あって、日曜日の夜などメランコリーな気分に襲われたときは、無性に
「記憶力」や「発想力」などのノウハウ本が読みたくなり、これを読む
と妙に心が落ち着くのである。なぜと言われても、理由はよくわからな
い。これまでかなりこういう類の本を読んできたので、こうやってメル
マガを出せるようになったのは幸いといえるかもしれないが・・・・
知識やノウハウを身につけるための読書で、読んでいる箇所は理解で
きるものの、読み進むうちに、これまで読み終えた部分は順次忘れてい
き、読み終わった後は、ほとんど頭に残っていないというような経験は
お持ちでないだろうか。特に、論文などは、読んでいる間は意味がわか
っているつもりでも、筆者の考えを追うのに精一杯で、後ろを振り返る
と何も記憶に残っていないということがざらにある。読み返すこともせ
ず、まして、本の保管場所がいっぱいになって捨てられてしまえば、一
生思い出されることもないかもしれない。
こういう時間と投資の無駄をなくすためにも、記録の方法は考えた方
がいい。来週は、本やドキュメントから得た情報をどのように記録して、
いかに発想の源として利用するかそのノウハウについていっしょに考え
たい。