住宅と健康について、近畿大学 建築学部長 岩前 篤 教授の講演を拝聴してきました。
セミナーの演目は『健康を支える暮らしと住まい ~間違っていた「夏向けの家」~』です
住まいが家族みんなの健康を支えている、ということを岩前篤教授の長年の研究からわかりやすく解説していただけました。
20世紀にはいって、人の月別死亡率の変遷、死亡率季節間変動というデータから9月から上昇していき、12月、1月が
ピークとなって6月から7月で最低となっていきます。冬、寒い季節に多くの人が亡くなっています。20世紀にはいって
この傾向がはっきりと起きてきました。
「住まいは夏をむねとすべし」とよくいわれる徒然草のフレーズは変わってきたのです。そもそも、このフレーズだけを
とって、住まいは夏を考えるというのも、正しくありません。その前後をきちんと理解しなくてはいけません。
いずれにしても、今世紀にはいって冬の暮らしが危険になってきたのです。それは、冬、寒い住まいは危険である、暖かい
住まいは健康を支える、ということです。
ここに岩前篤教授の講演でいただいた資料があります。ご覧になってください。
冬場に暖かく暮らすといろいろな疾患に改善がみられます。そして、なぜ住まいの断熱性能を上げるべきなのかが、
とてもよく理解できます。そして、私たちつくり手は何をするべきなのかだと思います。私たちハウスクリエイトは「機械的でなく住まいそのものの性能をたかめていくんだ。」といつもいってきました。
そして、それに実直に取り組んで参りました。そのひとつが住まいの断熱性能を上げるというものです。
岩前篤教授の講演を拝聴して、またあらためて私たちがすすむべき方向を確信できました。
私たちハウスクリエイトの「住まいそのものの性能をたかめていくんだ」を、またあらためてくわしく発信してまいります。
そしていつでもお問い合せください。
岩前篤先生、たいへん勉強になるお話しをありがとうございました。