昨日の夕方頃、妻から電話があって、
「お父さん、家中の窓が結露してるの!せっかく新築なのにこれじゃ前住んでいたとこと変わらないわ。。。」
電話の向こうで大騒ぎしていました。
まあ、とにかく今からじゃどうしようもないから、落ち着くようにとなだめて家路を急ぎました。
私は高断熱高気密住宅でも多少の結露は珍しいことではないので、それほど気にとめていませんでしたが。。。
家に帰って、早速、窓枠をみると確かにサッシのレール部分がぬれていて、サッシとレールの隙間から多量の冷気が流れてきています。ちょっとかと思っていましたが、予想より多いですね。。
さらに、そばで妻が機関銃のようにまくしたてます。
「新築でペアガラスなのにどうして結露するの?」
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【よくわかる解説】・結露とは?
※暖かい湿った空気が、急に冷やされたり、冷たいものに触れたりしたときに、空気中の水蒸気が水滴になる現象を「結露」といいます。たとえば、コップに冷たい水をそそぐとコップの外側に水滴がつきますね。
あれが結露です。
室内の湿度が高いと窓際が少し寒いだけでも結露しますし、また、室内の湿度が低くても窓際が極端に寒ければ、やっぱり結露します。
また、気密性や断熱性の悪い家は、就寝時に暖房を止めると、急激に室温が低下して、やっぱり結露します。
「新築だろうと、ペアガラスだろうと、湿った空気が窓のそばで冷やされると結露するんだよ」
しかし、リビングにある温湿度計をみると温度は23度、湿度は48%くらいです。
「うーん、この湿度で結露してるとすれば、あれしかないな~」
湿度が低くても結露しているということは、部屋の温度と窓枠付近の温度の差がありすぎるということになります。
確かに窓枠付近から冷気が入ってきていましたので、そのせいで結露しているんでしょう。
ちょうど、昨日は秋田市で初雪が観測されたくらいで、外気温は2~3度でした。
とりあえず、止めてあった24時間換気システムを動かし、吸気口を何カ所か開けて、さらに、温水ルームヒーターを動かしたまま昨日は就寝。
今日、朝一で社長に電話で事情を話したら、新築一年目は木材や壁紙に含まれている水分が多いので仕方ないとのこと。
まあ、それでも一応、見に来てもらうことになりました。
私が仕事に行っている間に、社長ではなく、専務が来て妻に説明してくれたみたいでしたが、やはり1年目は仕方ないし、さらに窓が引き戸の場合は結露しやすいとの説明だったようです。
また、冷気が入ってくる件についても1年目は仕方ないとか。。(2年目になると隙間が塞がるのかな?(笑)
大建の家はみんな最初はそうだという説明に、妻も少々腑に落ちなかったようすです。
引き渡しのときに多少結露しますよ、みたいな説明はありましたが、冷気がこんなに入ってくるという説明はなかったように思いますし、引き戸にしても、引き戸は気密性が下がるというのは一般常識で知っていても、結露するからやめた方が良いというアドバイスはなかったですね(これに関しては私も安易に引き戸を多く設置してしまいました)。
我が家の場合、室内は温度が22,3度で湿度が50%弱ですから絶対的な水分量(絶対湿度といいます)は少ないと言えます。
したがって、木材や壁紙から放出される水分により絶対湿度が上昇して結露になっているわけではありません。
窓枠付近の気密性が悪いため、室内温度と窓際付近の温度差が激しく結露になっているんですね。
現状ではそれほどひどい結露ではないですが、真冬になった場合、水滴が凍結してサッシが開かなくなるということも考えられますよね。
とりあえず、様子をみて問題があったら、また、大建さんに相談しようかと思います(妻には内緒ですけど、ちょっぴりショック。。。(>_<))。